女優の天海祐希さんが、来年3月から上演される「劇団☆新感線」の最新作「いのうえ歌舞伎『蒼の乱』」(作:中島かずきさん、演出:いのうえひでのりさん)で主演を務めることが14日、明らかになった。天海さんが同劇団の作品に出演するのは2010年の「薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive」以来、4年ぶり3回目となる。
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本作は、同劇団の本公演としては「ZIPANG PUNK~五右衛門ロック3」から約1年半ぶりとなる最新作。日本の平安時代を想定した架空の国を舞台に、さまざまな逸話を残す平将門をめぐる物語を新たな切り口で描く。天海さんは将門の妻となる女性・蒼真(そうま)を演じる。「『出たい出たい』と言い続けていたので、今回実現して『ヤッター!』としか言いようがないです」と喜んでおり、「いのうえさんの演出で中島さんのセリフを話せるという作り上げる喜びを感じながら、お客様にも楽しんでいただけるようにがんばります」と意気込みを語っている。
蒼真に相対する将門小次郎(まさかど・こじろう)を演じるのは、劇団☆新感線に初めて参加する俳優の松山ケンイチさんで、天海さんと舞台で共演するのは今回が初めて。松山さんは「自分が大河ドラマで演じていた平清盛の前の世代の平将門を扱った内容だったので、なんという巡りあわせなんだと驚きました。天海さんとは今回がっつり共演するので、圧倒的な存在感に負けないように演じられればと思います」とコメントを寄せている。
天海さん、松山さんのほかに、早乙女太一さん、平幹二朗さん、高田聖子さん、梶原善さんらも出演。東京公演は来年3月27日~4月26日に東急シアターオーブ(東京都渋谷区)で、大阪公演は同5月8日~27日に梅田芸術劇場(大阪市北区)で上演される。(毎日新聞デジタル)