生田斗真:初の海外映画祭は「チョー気持ちよかった」

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 俳優の生田斗真さんが、最新主演映画「土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI」(三池崇史監督、2014年2月15日公開)を携え、イタリア・ローマで開催された「第8回ローマ国際映画祭」に、三池監督と原作者でマンガ家の高橋のぼるさんとともに参加。国内外通じて初の映画祭参加となった生田さんは「海外の映画祭を夢みてきたので、この作品をイタリアに持ってくることができてうれしく思います」とコメント。ワールド・プレミア上映後にも「イタリアの方々に名前を呼んでもらえるとは予想もしていませんでした。海外映画祭の初夜、チョー気持ちよかったです」と喜びを語った。

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 映画は、高橋さんがビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載している累計発行400万部突破の人気マンガが原作で、「悪の教典」の三池監督が手がけ、脚本を宮藤官九郎さんが担当。生田さんは“モグラ”と呼ばれる潜入捜査官・菊川玲二を演じている。15日の公式上映に合わせてローマ入りした生田さんらは、300人を超えるギャラリーが集まったレッドカーペットイベントに、劇中に登場する「阿湖義(あこぎ)組」の紋付きはかま姿で登場。「生田ローマ」「イタリアに来てくれてありがとう」など、日本語のメッセージが描かれたうちわやプラカードを掲げたローマっ子たちに作品をPRした。

 午後10時過ぎから行われたワールド・プレミア上映では、1000人を超える観客が鑑賞し、上映中は爆笑に次ぐ爆笑。終了後は、場内で一緒に映画を鑑賞していた生田さん、三池さん、高橋さんに向け、スタンディングオベーションが贈られ、現地のマスコミや観客からは「ファンタスティック。新しいアイデアがつまった作品」「生田斗真はコミカルなシーンも表現豊かに演じていてよかった。弱い面と強い面を併せもつ人物を演じ、さらに笑いに転化している」など数々の賛辞が寄せられた。

 生田さんは「観客の反応を身近で感じることができて刺激になったし、たくさんの笑い声を聞くことができて楽しかった。エロは全世界共通なんだと感じました」と笑顔でコメント。三池監督も「観客の反応がスクリーンに反射してひとつの作品になる。そういう経験は毎回得られるわけじゃないですが、今日は楽しんでもらえてほっとしたし、ぐったりもしました」と振り返り、高橋さんも「この作品で海を渡ることになるなんて想像もしていませんでした。素晴らしい監督と主演に出会えたことに感謝しています。グラッチェ!」と興奮気味に語った。(毎日新聞デジタル)

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