歌舞伎俳優の片岡愛之助さんが25日、東京都内で行われた「第5回システィーナ歌舞伎」の製作発表会に登場。愛之助さんは「新作ができるということは、どれだけ多くの引き出しを持っているか。現代劇でも引き出しが増えます」と気合い十分。大ヒットドラマ「半沢直樹」で演じ、“オネエ”言葉が話題を呼んだ黒崎役を引き合いに「おかげさまで、(今回の歌舞伎で)“オネエ”の引き出しが使えるかも。よろしくね!」とオネエ言葉でPRした。
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システィーナ歌舞伎は「和と洋のコラボレーション」「創作による新作歌舞伎」をコンセプトに、バチカンのシスティーナ礼拝堂を原寸大で再現した大塚国際美術館(徳島県鳴門市)の「システィーナ・ホール」を会場に、新作歌舞伎を上演している。
今回上演される「満月阿波噺(まんげつあわのよばなし) Le Mariage de Figaro フィガロ」は、会場に合わせて、オペラの名作「フィガロの結婚」をモチーフにした創作歌舞伎。愛之助さんは、「(演出家の)水口(一夫)さんに、『歌わせてくれ』と言いました。ここで言ってしまえば、実現すると言われたので言います!」と宣言し、共演の上村吉弥さんも「カラオケボックスで練習する?」とノリノリで会場を沸かせたが、中村壱太郎さんは「前の歌舞伎でも、フラメンコとかいろいろやりましたが、歌だけはご勘弁ください」と、苦笑いしていた。14年2月14~16日に全6回上演する予定。(毎日新聞デジタル)
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