市川海老蔵:特番で初司会 細川元首相と初対面で40代への決意も

日本テレビ提供
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(35)が2014年1月下旬に放送される日本テレビの開局60年特別番組「700年の名家・細川家秘伝信長59通の手紙が語る新事実(仮)」で初司会を務めることが28日、明らかになった。番組は肥後細川家に伝わる古文書の解読を通じて知られざる歴史の真実を掘り起こす歴史ミステリーで、肥後細川家18代当主でもある細川護熙元首相(75)と初対面、初共演を果たした海老蔵さんは「30代は検索(模索)の時期。(30代で)いろいろな方とお会いして、40代から僕の人生を変えていこうと思わされた。素晴らしい先輩」と話している。

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 細川元首相と初対面した海老蔵さんは「想像以上にすごい方。知識もあって、寛容で柔らかくて、すべてを受け入れる器を持っている。すてきな方でした」と評し、細川家の秘蔵品を実際に目にしたことに「一品で美術館のメインになるもの、一品でお客様が(美術館に)来るものがさらっと自然に並んでいるというのはすごいおうちだなと思った。大変勉強になりました」と感服した様子だった。

 番組では熊本大学文学部の稲葉継陽教授率いる“古文書解読チーム”に密着し、同チームの活動をドラマで再現することで細川家の古文書の歴史的価値を明らかにしていく。細川忠興が徳川秀忠から拝領した茶入れ「唐物尻膨茶入 利休尻ふくら」や千利休が作った茶杓「茶杓 銘ゆがみ」、宮本武蔵が著した兵法書「五輪書」など細川家の至宝が一挙公開されている。

 細川家の史料や美術品などを所蔵している東京・目白の永青文庫で収録を終えた海老蔵さんは「結婚もしていろいろなことがあって、30代は模索している時期。これまで自由奔放に生きてきた。今も自由奔放に生きているんだけれど、いろいろな方に会って30代は人を見ている時期だと思う。40代からは世の中から嫌われようと“うつけ者”といわれようと狼藉(ろうぜき)者といわれようと、“らしさ”や“ゴーイング・マイ・ウエー(我が道を行く)”を貫かないと格好悪いことになるのかなって信長の直筆の手紙(『信長自筆感状』)を見て衝撃を受けました。30代はとにかく勉強をしようと、細かく考えようと思いました。40歳からは男の中の男になっていかないと」と40代への決心も語った。

 開局60年特別番組「700年の名家・細川家秘伝信長59通の手紙が語る新事実(仮)」は日本テレビ系で14年1月下旬に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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