女性用下着メーカー「トリンプ・インターナショナル・ジャパン」は28日、東京都内で発表会を行い、世相を反映した変わり種のブラジャーとして、東京五輪招致を決めたIOC総会最終プレゼンテーションでの滝川クリステルさんのスピーチでも知られる日本の歓待の精神をキーワードにして製作した「おもてなしコンパクトブラ」を公開した。
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行き届いた心遣いやサービス技術として、近年世界的にも高評価を受けている日本の歓待の精神を日本の技術力で「コンパクト」に表現したという。カップには世界一薄くて軽いポリエステルの生地を採用し、コンパクトに折りたためるように、ワイヤの代わりに形状記憶ゴムバンドなどを使用している。また背中の留め具は友好を表す握手をイメージしたデザインになっており、折りたたんだブラジャーを“手の中”にしまい込むとおもてなしの心を表現した合掌の形になる。
さらに、カップの真ん中には、「真」と「心」がそれぞれプリントされたポーチパッドを装備。その中にはおしぼり用のタオルとお冷や用のたためるコップが入っており、日本の飲食でのおもてなしの心を表現した。そのほか、ブラジャーの中心部は合掌をイメージした飾りを装着。ボトムは付属のクッションを使うと正座の苦手な人でも使いやすい正座椅子になる。「おもてなしコンパクトブラ」の製作期間は約2カ月半で、非売品。
同社は、87年からその年の時流や話題をテーマに、オリジナリティーあふれるデザインのブラを製作。過去に、「マイ田んぼブラ」「婚活ブラ」「なでしこ応援ブラ」「スーパーCoolブラ」「“ブラノミクス”ブラ」などのユニークなブラジャーを発表している。
発表会には、新作ブラを身につけた「2014トリンプ・イメージガール」の高原愛さん、大石絵理さんが登場。高原さんは「真心という字が入っていてびっくりしたけど、日本独自の言葉ですてき」とアピールし、おもてなししたいことを聞かれ、「私は大阪出身でたこ焼き作りが得意なので、皆さんに本場の味を食べてもらいたい」と語っていた。（毎日新聞デジタル）
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