注目の新譜：コーネリアス「攻殻機動隊ARISE O．S．T」　人気シリーズ最新作のサントラ

　ミュージシャン、プロデューサーとして活躍する小山田圭吾さんの一人ユニット「コーネリアス」が劇場版アニメのサウンドトラックアルバム「攻殻機動隊ARISE O．S．T」（ビクターエンタテインメント）を27日に発表した。

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　これまでにマンガ、テレビアニメ、劇場版アニメ、小説、ゲームなどが生まれた人気シリーズ「攻殻機動隊」の最新作は、全4作の劇場版アニメ。今年6月に第1作「border：1 Ghost Pain」、11月30日に第2作「border：2 Ghost Whispers」が公開された。

　これまでのシリーズで、川井憲次さん、菅野よう子さんが手がけ大きな話題を呼んできた音楽の新たな担当として選ばれたのがコーネリアス。「border：1」のエンディングテーマだったsalyu x salyuの「じぶんがいない」と、「border：2」のエンディングテーマで青葉市子が歌う「外は戦場だよ」という元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎さんが歌詞を書いた2曲のボーカルナンバー以外は、すべてインストゥルメンタル。楽曲ごとにタイプの異なる音楽のほとんどは、リズムや音響を重視してメロディーラインを排し、ミニマルミュージック、クラウトロック、アンビエントを想起させるもの。細密に構築されたサウンドを聴かせる。

　コーネリアスのアルバム「攻殻機動隊ARISE O．S．T」は全19曲入りで3000円。（毎日新聞デジタル）