今年流行した言葉を決める「2013 ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に東京五輪招致スピーチでの「お・も・て・な・し」が選ばれたフリーアナウンサーの滝川クリステルさんが2日、東京都内で行われ授賞式に出席。司会者に「お・も・て・な・し」の手ぶりをリクエストされると、「(帰国した際に)空港でお願いされて以来なんですが……」と照れながら、2020年東京五輪招致を決めたIOC総会のプレゼンテーションと同じ振りを付けて「お・も・て・な・し」と生披露。「私は林(修)先生(の『今でしょ!』)よりだいぶあとだったので、周りには有利なんじゃないかと言われていたんですが、ありがとうございます!」と受賞を喜んだ。
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ピンクのドレス姿で登場した滝川さんは「私は本当にこのような流行語大賞には縁がないような一人だと思っていたので驚いています」とにっこり。「もともと存在していた言葉が改めて注目されてノミネートされたのは今まであったのかなと思う。新しい形の流行語ということで、ここに登場させていただけてありがたい」と喜びを語った。
同賞は1984年にスタートし、今年で30回目。「現代用語の基礎知識」(自由国民社)の読者審査員のアンケートで候補語を選出し、聖学院大教授の姜尚中さん、歌人の俵万智さん、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんらが名を連ねる選考委員会でトップテンと年間大賞を選出。年間大賞は「じぇじぇじぇ」「今でしょ!」「倍返し」「お・も・て・な・し」の四つが同時受賞した。
トップテンには、4語のほか、「アベノミクス」や「ご当地キャラ」「ブラック企業」「PM2.5」「特定秘密保護法」「ヘイトスピーチ」が選ばれた。また、選考委員特別賞に「被災地が、東北が、日本がひとつになった 楽天、日本一をありがとう」のプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスが受賞した。(毎日新聞デジタル)