ゲーム質問状:「親子で読めるゲーム絵本」 人気声優起用でアニメ好きな子供にも楽しく

「子供に安心して与えられるゲームシリーズ 世界名作童話 親子で読めるゲーム絵本」(アルケミスト、3DS)の「冒険編」(左)と「プリンセス編」
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「子供に安心して与えられるゲームシリーズ 世界名作童話 親子で読めるゲーム絵本」(アルケミスト、3DS)の「冒険編」(左)と「プリンセス編」

 ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は「子供に安心して与えられるゲームシリーズ 世界名作童話 親子で読めるゲーム絵本」(3DS)です。アルケミスト・企画制作部の下里悟さんに作品の魅力を聞きました。

ウナギノボリ

 −−ゲームの内容について教えてください。

 本作はニンテンドー3DSを使用した絵本の読み聞かせができるソフトです。実際の絵本と同じくイラストに合わせてお話が表示され、音声でお話を読み上げてくれます。また幼児の頃は絵本としての使用やひらがなの書き取りや数をかぞえる練習にも使用でき、小学校へ入ったあとも授業で習うアルファベットの書き取り練習用の教材として長く使うことができます。

 −−セールスポイントは?

 CERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)の審査で「知育・教育データベース」の区分をいただいた通り、教育目的・データベースとしての目的に適合するものとして、お子様へ安心して与えられるソフトです。お子様に聞かせたい世界名作童話から各タイトルに五つのお話を収録。小学校受験などで出題されることもある童話ですが、それ以上に有名な童話は将来一般常識や教養としてある程度知っていてほしいものです。小学校へ入り知らない名作童話があってもアニメなら見るけど絵本は今更読んでくれないというお子様でも、大好きなキャラクターを演じている野沢雅子さん、高山みなみさんら実力派声優を朗読音声に多数起用しており、アニメが好きなお子様も楽しく絵本を聞くことができます。

 小学校での「外国語活動」で英語を聞く機会が増えたと思われますが、自宅でもネーティブ英語を聞いてもらいたいご家庭には、英語朗読モードでネーティブイングリッシュを聞くことができ、ネーティブな発音を学ぶことができます。お遊戯モードでは、アルファベット・平仮名・カタカナのなぞり書きで正しい書き順で文字を覚えることができます。小学校でも英語の授業を導入する学校が増え、英語の教科がある小学校ではアルファベットを書くことは必須です。このソフトでは楽しく手軽になぞり書きをして、正しい順番でアルファベットを書く練習ができます。また、数を数えるゲームも入っており、低学年のお子様も数字に親しむことができます。ゲームではお子様のやる気アップのため、成功するとキャラクターがとてもほめてくれます。

 −−企画のコンセプトは?

 脳科学では、2歳未満まではデジタル端末ばかりに触れさせないほうが良いとされています。2歳未満の子供の脳は乳児脳という独特な脳であり、この期間は母親との触れ合いが大切だと分かっています。つまり、2歳未満までは母親とのコミュニケーションが一番大事であり、そのためにも、絵本の読み聞かせはとても大切な時間だと考えられています。また、多くの家庭で、PCやタブレット端末が普及していますが、18歳未満の子供がインターネットを利用する機器利用に70%以上不安を持っており、園児をもつ母親の40%は使わせたくないと考えています。今後のデジタル端末で一番大切なことは「安心や安全」であることだと考えられ、今回はニンテンドー3DSを利用することで「子供に安心して与えられる デジタル絵本」として提供していけるのではないかと思い企画をスタートさせました。

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 小さいお子様のいるご家庭に安心して、プレゼントとして渡せる商品です。また、必ず来るデジタル機器とのふれあいに向けて、まずは安心できる機器との接触の経験をしていただくために、この商品を手に取っていただければ幸いです。

 アルケミスト 企画制作部 下里悟

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