MD松尾の月間ヒット予測:3年半ぶり新作「戦国BASARA4」に期待 14年1月

 「ヒット解析」でおなじみ、TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さんが、その経験と綿密な調査で、月間ランキングを大胆に予測する月1回の企画「MD松尾の月間ヒット予測」です。

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 2013年1月は、新型ハードのWiiUが年末に発売されたこともあり、ハードはとてもよかった。一方、ソフト市場は「とびだせ どうぶつの森」(3DS、任天堂)などの発売済みのロングセラーが上位を占めました。

 さて14年の1月は、前年と比べると新作のラインアップが充実しているので、ソフト市場は盛況でしょう。一方で翌月にPS4の発売を控えていることもあり、ハード市場はやや厳しいとみています。

 首位と予想しているのは人気アクションゲームの最新作「戦国BASARA4」(PS3、カプコン)。約3年半ぶりのシリーズ最新作ということもあり、ファン待望のタイトル。また、新キャラクターの声に、中村悠一さん、三木眞一郎さん、坂本真綾さんといった人気声優を起用しており、シリーズの熱狂的なファンの注目も高いのでは。

 「機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST」(PS3、バンダイナムコゲームス)は、アーケード版のファンが多く、前作もロングセラーとなった人気作。操作できるモビルスーツもさらに増えているので人気が出るでしょう。「パズドラZ」(3DS、ガンホーオンラインエンターテイメント)は、お年玉商戦のメーンタイトルとしての再浮上を見込んで3位と予想しています。

 ◇14年1月のヒット予測

1位 戦国BASARA4(PS3)

2位 機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST(PS3)

3位 パズドラZ(3DS)

4位 星のカービィ トリプルデラックス(3DS)

5位 ファイナルファンタジーX/X−2 HD Remaster(PS3)

6位 ゼルダの伝説 神々のトライフォース2(3DS)

7位 ドラゴンボールZ BATTLE OF Z(PS3)

8位 ファイナルファンタジーX/X−2 HD Remaster TWIN PACK(Vita)

9位 ドラゴンボールZ BATTLE OF Z(Vita)

10位 セインツロウ4(PS3)

 ◇参考 13年1月売り上げ結果(TSUTAYA調べ)

1位 とびだせ どうぶつの森(3DS)

2位 DmC Devil May Cry(PS3)

3位 デジモンアドベンチャー(PSP)

4位 ファンタジーライフ(3DS)

5位 ワンピース ROMANCE DAWN 冒険の夜明け(PSP)

6位 真・北斗無双(PS3)

7位 New スーパーマリオブラザーズ2(3DS)

8位 モンスターハンター3G(3DS)

9位 逃走中 史上最強のハンターたちからにげきれ!(3DS)

10位 ペーパーマリオ スーパーシール(3DS)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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