半沢直樹:原作続編「ロスジェネの逆襲」100万部突破

発行100万部を突破した池井戸潤さんの小説「ロスジェネの逆襲」
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発行100万部を突破した池井戸潤さんの小説「ロスジェネの逆襲」

 俳優の堺雅人さん主演で大ヒットを記録した連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系)の原作小説シリーズの最新刊「ロスジェネの逆襲」(池井戸潤さん著、ダイヤモンド社)の発行部数が100万部を突破したことが26日、明らかになった。池井戸さんにとって単行本では初のミリオン達成で「半沢直樹の活躍を、こんなにも大勢の皆さんに応援していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。これからも半沢の戦いを、温かい目で見守ってやってください。一所懸命、書いています。どうぞよろしく!」とコメントを寄せている。

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 2012年6月に発売された同書は、ドラマ原作の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」(ともに文藝春秋)の続編。今世紀連ドラ最高となる平均視聴率42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したドラマ最終回のラストで、半沢は頭取から出向を言い渡されたが、続編では半沢の“その後”が描かれている。

 発行部数はドラマ放送前は7万5000部だったが、放送開始から1カ月で22万5000部の増刷がかかり、8月23日に30万部を突破。ドラマ放送終了後も売り上げを大きく伸ばし、さらに、半沢の決めぜりふ「倍返し」が「2013 ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれたことも後押し、26日に発行部数が100万部を突破した。発行元のダイヤモンド社によると「今年最後のミリオンセラーになる」という。

 ドラマ「半沢直樹」は、池井戸さんの小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。バブル期に東京中央銀行に入行した銀行マン・半沢直樹が、銀行の内外に現れる敵と戦い、組織と格闘していくさまを描いている。放送文化の向上に貢献した番組や個人・団体を表彰する「ギャラクシー賞」のテレビ部門の2013年9月度月間賞も受賞した。

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