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アニメ質問状:「ログ・ホライズン」 アカツキは“何やっても可愛く”が基本 監督が原作愛語る

アニメ
(C)橙乃ままれ・KADOKAWA/NHK・NEP

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は「ログ・ホライズン」です。石平信司監督に作品の魅力を語ってもらいました。

 −−作品の概要と魅力は?

 MMO(多人数同時接続型オンライン)RPGの世界に閉じ込められたプレーヤーたちが、混乱や対立を乗り越え、さまざな出会いや発見を通じ、自分たちの社会を作っていく……という大きな流れがあり、主人公・シロエをはじめ多様な登場人物の心の成長もあり、ゲームあるあるネタもあり、派手な戦闘から心理戦……と盛りだくさんな番組です。

 多少なりともゲームをした人なら「分かるわ、それ!」とか、つい恥ずかしくなったりとか、懐かしくなったりとか、自分なんかは「俺のことか、これ!」なんてシーンもあります。ゲームに疎くても、他人とコミュニケーションをとる難しさや、その壁の向こうにある“何か”をつかみとる話なので、不意にジーンときたりしちゃいます。

 −−アニメにするときに心がけたことは?

 架空の人気ゲーム「エルダーテイル」を題材にしてるので、とにかく視聴者が「自分もエルダーテイルを遊んでみたい」と思えるようにアイコンからステータス表示、特技(魔法や必殺技)が魅力的に見えるようにとか、「自分もこんな装備してみたい」と思えるようなキャラを考えたりとか、自分が「エルダーテイル」の世界に閉じ込められたら、ああしたりこうしたりと妄想できる空間作りを心掛けてますね。

 加えて、原作の心理描写の踏み込み方が素晴らしいので、いかに限られた尺内で伝え、かつ毎週続きが気になるように組み立てるか……。脚本とコンテに時間をかけて、テンポとノリを計算していますね。原作を読んだときの感動をアニメで再現する作業のやり応えがハンパないです。そしてアニメ見たら原作を読んでほしい。2倍以上に妄想が膨らみ、興奮できます。

 −−アカツキが人気を集めているようですが、アニメ化の際に気をつけたことはありますか?

 格好よくて、可愛く、わがままな一面もあり、恋に奥手でコミュニケーションとるのが苦手……。さまざな要素がありますが、まずは“何やってても可愛く”が基本。ジト目のコミカル顔からして、ヘンリエッタいわく「お人形みたい!」が目に見えて伝わるように。

 絵においてもそうですが、加藤英美里さんの芝居がまた可愛らしさを何倍にも高めてますねー! あと、イスでも岩でも基本正座!

 −−作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?

 構成と脚本は力を入れました。原作の橙乃ままれ先生と監修の桝田省治さんにもからんでもらっているので、先の展開や予定を確認しつつ伏線や話数ごとの盛り上がりを仕込めたことかな、と。あと、役者にも恵まれ、キャクターが生き生きしているのが、すごくうれしいですね。ちなみにゲームデザイナーとしても活躍する桝田さんの不意打ちのように湧いてくるアイデアが面白い上に、勉強になり、オレはギャラもらって授業を受けている……というようなお得感が何とも。

 大変なのはデザインするキャラクターやアイテム、美術の数がすごいので、コントロールが難しく、結果的に出番が減ったキャラや拾いきれなかった関係などがあったことかな、と。キャラや美術は自分も結構な点数のラフデザインを描いたので、作業時間の調整も難しかったなあ……。

 −−今後の見どころを教えてください。

 ザントリーフ半島での大規模な戦闘が始まり、アキバの冒険者と大地人との関係が動きだします。CGやアクションの見せ場ももちろん、よりドラマ性が増していくのですが、監督の自分が何回も見てしまうくらい興奮しちゃいます。いやもう、原作を知らない方はビックリで、既読の方はあのシーンがどう再現されているか気になるでしょうし、何より芝居の魅力がすさまじく、聞き応えがヤバいレベルです。シロエたちの行く道をみんなで応援してください!

−−ファンへ一言お願いします。

 ファンへ一言……というか、監督たる自分がファンなんで、既読の目線に偏り過ぎず、冷静を装いきれないまま黙々と作業してますが、いかに原作のよさを伝え、いかに登場人物たちを愛してもらうか、申し訳ないくらい“ログ・ホライズン漬け”の日々です。書類やチラシ、マジックライト(表情があるのは撮影監督の山根<裕二郎>さんのアイデア)などの細かいネタにも愛情を注いでますので、より多くの方に楽しんでもらえれば幸せです。

 アニメーション監督 石平信司

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