漫才コンビ「海原さおり・しおり」のしおり(本名・網谷しおり)さんが3日午前8時33分、脳腫瘍のため大阪府豊中市内の病院で死去した。58歳だった。所属のよしもとクリエイティブ・エージェンシーが発表した。
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しおりさんは2012年8月29日に脳腫瘍の手術を受け、その後、定期的に通院していたが、昨年12月下旬に体調を崩し、再入院。2日に容体が急変し、意識がなくなったという。
相方のさおりさんは「正直今は気持ちの整理がつきません。本人は舞台復帰を一番望んでおりまして、本当に残念でたまりません。ただ相方に『今までありがとう』しか、今は言葉が見つかりません」と悲しみのコメントを寄せている。
海原しおりさんは1955年1月26日生まれ、鹿児島県出身。78年に「花の110番しおり・ひろこ」でコンビを結成し、翌79年に海原小浜さんに入門し、「海原さおり・しおり」と改名。80年に「第1回ABC落語漫才新人コンクール 審査員奨励賞」「第11回NHK上方漫才コンテスト 優秀賞」、81年に「第16回OBC上方漫才大賞 新人奨励賞」を受賞。
通夜は5日午後7時、葬儀・告別式は6日午前11時から、いずれも箕面市立聖苑(大阪府箕面市半町4の6の32)で。喪主は長男の網谷一馬(あみたに・かずま)さん。