ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は「ドラッグ オン ドラグーン3」(PS3)です。スクウェア・エニックスのアシスタントプロデューサー・原田一弘さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
−−ゲームの内容について教えてください。
主人公を操作して戦う地上アクションと、ドラゴンに騎乗して戦うドラゴンライドの2種類の遊びが楽しめるアクションRPGです。
−−セールスポイントは?
ドラゴンライダーとして戦うという王道なゲーム内容からは想像できないような、とがったシナリオ(ダークな世界観を伴う鬱展開なシナリオ)が特徴的な作品です。マルチエンディングを採用しており、複数の物語をゲーム体験できるという点も本作の大きな特徴です。
−−企画のコンセプトは?
最近のハイエンド機タイトルは、全世界に目を向けた大規模展開を前提としたタイトルが多くなってきております。そのため、海外ユーザーの嗜好(しこう)を考慮した作品も多くなってきました。しかしながら、スクウェア・エニックスは、JRPGを得意とした会社です。そこで初心にかえり、自社の得意分野で勝負したい。ファイナルファンタジーシリーズやドラゴンクエストシリーズ以外にもJRPGのコンシューマーゲームとして展開していきたい、という思いで開発がスタートしました。
−−ゲームの開発で苦労したこと、面白いエピソードを教えてください。
本作は、スクウェア・エニックス以外にも多数の協力会社様とともに作り上げた作品です。PS3ともなるとゲーム開発もなかなか一筋縄ではいかず、開発規模も大規模に膨れ上がるため、チーム内でのコミュニケーションや意思疎通を図るのに苦労しました。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
ドラッグオンドラグーン3の前日譚(たん)の物語である「ウタヒメファイブ」が「ビッグガンガン」で、後日譚である「死ニ到ル赤」も「ヤングガンガン」で現在も連載中ですので、ぜひそちらもチェックしてみてください。また、今後も「サウンドトラック」や「設定資料集」など、本作の世界観の魅力をさらに掘り下げられるような展開を予定しております。そちらもお楽しみに!
スクウェア・エニックス 第7ビジネスディビジョン アシスタントプロデューサー 原田一弘
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