直木賞作家・角田光代さんの長編小説「紙の月」が、女優の宮沢りえさん主演で映画化されることが25日、分かった。宮沢さんが映画で主演を務めるのは2007年公開の「オリヲン座からの招待状」以来7年ぶりで、昨年の「日本アカデミー賞」で最優秀監督賞、最優秀作品賞などを受賞した「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督がメガホンをとる。
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「紙の月」は、「対岸の彼女」「八日目の蝉」などで知られる角田さんが、心に闇を抱えた女性たちの切実な思いを描き、第25回柴田錬三郎賞を受賞した小説。今月7日からNHKでドラマ化され、原田知世さんが主演している。映画で宮沢さんが演じる梅澤梨花は、夫と二人暮らしの平凡な主婦だが、年下の大学生と不倫関係におちていき、契約社員として働く銀行の顧客の金に手を出してしまうという役どころ。宮沢さんは「まだ出会ったことのない自分を発見できる映画になるよう頑張りたいと思います」と意気込んでいる。
原作の角田さんは「主婦による横領事件を描いた『紙の月』が映画になって、たんなる一事件を超えたどんな世界になるのか、今からとても楽しみにしています」と期待しており、吉田監督は「感情が世界の論理に牙をむく瞬間をどう描くのか? ただひたすら、カトリック聖歌とシド・ヴィシャスのマイウェーを交互に聴きながら考えています」とコメントしている。
27日にクランクイン、3月中旬にクランクアップ、15年に公開される予定。
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