サイボーグ009:50年の歴史に幕 石ノ森章太郎の巨編

「サイボーグ009」のイラスト=小学館提供
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「サイボーグ009」のイラスト=小学館提供

 故・石ノ森章太郎さんの人気マンガ「サイボーグ009」の完結編「サイボーグ009 完結編 conclusion GOD’S WAR」の最終回が4日、無料ウェブコミックサイト「クラブサンデー」(小学館)で公開された。1964年に連載がスタートし、石ノ森さんの“ライフワーク”とも言われた巨編が約50年の歴史に幕を閉じた。

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 「サイボーグ009」は、悪の組織ブラックゴースト団によってサイボーグにされた島村ジョーら9人の戦士が、ギルモア博士とともに正義のために戦う物語。1964年に「週刊少年キング」(少年画報社)で連載が始まり、「少年サンデー」(小学館)や「月刊少年ジャンプ」(集英社)など約22年にわたって連載。3度にわたり、テレビアニメ化もされた。

 完結編「conclusion GOD’S WAR」は、石ノ森さんが残した構想ノートと資料のほか、石ノ森さん本人による小説原稿を基に、石ノ森さんの息子で演出家の小野寺丈さんが構成。作画は、石ノ森さんの弟子の早瀬マサトさんとシュガー佐藤さんがタッグを組み、「クラブサンデー」で2012年に連載がスタートした。最終回は同サイトで4日から1カ月間、限定公開されている。最終回を収録したコミックス5巻は4月18日に発売予定。

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