女優の黒木華さんが第64回ベルリン国際映画祭で16日(現地時間15日)、最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した。出演した山田洋次監督の「小さいおうち」がコンペティション部門に出品され、「演技力が群を抜いていた」と評価された。日本人として4年ぶり4人目、最年少での受賞で、着物姿の黒木さんは会見で「すごくうれしいです。飛び上がりそうになりました」と喜んだ。
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ベルリン国際映画祭は世界3大映画祭の一つで、日本人の最優秀女優賞は左幸子さん(1964年)、田中絹代さん(75年)、寺島しのぶさん(2010年)以来。
「小さいおうち」は、作家・中島京子さんの直木賞受賞作を山田監督が映画化。東京郊外で起こった男女の恋愛事件の真実を、昭和と平成の二つの時代を通して描くラブストーリー。黒木さんは、1936(昭和11)年に、松たか子さん演じる平井時子の家に奉公した布宮タキを演じた。
黒木さんは「この場に立てるのは、すばらしい映画を作ってくださった山田監督のおかげです。みなさんに、この映画を気に入ってもらえたと思うとすごくうれしいです。私がトップに立ったのではなく、作品が評価されて、この賞を受賞できたと思っています」とコメント。「私は地道にがんばらなきゃなと思います。自分にできることをがんばっていきたい」と話した。
審査員は「『小さいおうち』には、いろいろなタイプの女性が出ていましたが、(黒木さんが演じた)タキは、そのすべての女性をつなぐキーパーソンとして大事な役どころでした。今回、女性陣が活躍している作品がコンペティション部門の中に多数ありましたが、黒木さんの演技力が群を抜いていました」と総評した。
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