ゲーム質問状:「キルゾーン シャドーフォール」 PS4と並行開発 全てが進化した最新作

「キルゾーン シャドーフォール」(PS4、ソニー・コンピュータエンタテインメント)
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「キルゾーン シャドーフォール」(PS4、ソニー・コンピュータエンタテインメント)

 ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は一人称視点のシューティングゲーム「キルゾーン」シリーズの最新作「キルゾーン シャドーフォール」(PS4)です。ソニー・コンピュータエンタテインメントの石立大介さんに作品の魅力を聞きました。

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 −−ゲームの内容について教えてください。

 はるか未来を舞台にした一人称視点のシューティングゲームです。人類の子孫である「ヴェクタ人」と過酷な環境で人類から分化した「ヘルガスト」という二つの種族が戦いをへて同じ惑星の中で共存することになったのですが、積み重なった不信や憎悪により徐々に緊張が高まっている−−というのがゲーム開始時の状況です。

 プレーヤーは、ヴェクタ人の特殊工作員として仲間の救出やテロへの対応、生物兵器研究施設の調査などを行い、近づきつつある全面戦争を回避しようと努めます。現実の政治状況を連想させるかのようなリアリティーある状況の中で、未来感あふれる武器や道具を使って活躍するシングルプレーと、「ヴェクタ人」と「ヘルガスト」とに分かれてネットワーク上で他のプレーヤーと戦うマルチプレーとをお楽しみいただけます。

 −−セールスポイントは?

 プレイステーション4の開発と並行して開発されてきたため、全体的にPS4の性能を十分に味わっていただけるゲームになっていると思いますよ。映像や音響、頼もしいパートナーのドローン(飛行ロボット)「OWL」、新しいコントローラーを使った操作性など、全てにおいてこれまでのものよりも大きく進化しています。

 茂った葉の間から見える太陽や、未来の建築物の輝き、実物と見間違えるような人物、没入感を高めてくれる音楽や効果音など圧倒的な進化を見せながらも、操作感は軽快で、ローディング(データ読み込み)でお待たせする時間も少なくなっているなど、ユーザーの利便性を損なっていないのが特長です。

 −−企画のコンセプトは?

 このゲームはオランダの「Guerrilla Games(ゲリラゲームズ)」が開発したのですが、「新世代のゲームにふさわしい『KILLZONE』」、「ハードや周辺機器の魅力を伝えられるソフト」を目指して開発されています。

 −−PS4だから実現できた点は?

 圧倒的に美しいグラフィックやサウンド、「OWL」の操作など、本作の魅力のほとんどはPS4でなければ実現できなかったものです。

 −−ゲームの開発で苦労したこと、面白いエピソードを教えてください。

 ハードと同時発売のソフトはいつもそうなのですが、制作時間が足りないことには苦しめられました。(ギリギリで主要キャラの名前が変わったり……)

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 早期購入特典として、人気声優8人(池田秀一さん、大塚芳忠さん、甲斐田裕子さん、杉田智和さん、立木文彦さん、田中敦子さん、堀内賢雄さん、若本規夫さん)のマルチプレー専用ボイスや、弊社の人気作品である「SIREN」シリーズや「Gravity Daze」のアーティストによるドローンのスキン(塗装)など、多数の特典を無料で入手できます。小売店でのご購入時には、「特典付き」のシールが貼ってあるもの限定となっておりますので、ご注意ください。

 また、プレイステーションストアでも3月10日までにご購入いただければ同じ特典が入手できます。さらに、マルチプレー用の追加コンテンツをまとめたお得なパックも3月10日まで発売しておりますので、お見逃しなく! また、間もなく無料の追加マップを配信させていただく予定です。ゲリラゲームズも我々も、本作をさらに良いものにしていくべく作業しておりますので、皆様のご意見をお寄せください!

 ソニー・コンピュータエンタテインメント JAPANスタジオ 石立大介

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