日々ロック:「サイタマノラッパー」入江監督×野村周平で人気マンガ映画化

(C)「週刊ヤングジャンプ」2014年14号/集英社
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(C)「週刊ヤングジャンプ」2014年14号/集英社

 「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の榎屋克優さんの人気“ロック”マンガ「日々ロック」が、「SRサイタマノラッパー」シリーズで話題を集めた入江悠監督、俳優の野村周平さん主演で映画化されることが6日、明らかになった。入江監督は「こんな音楽愛にあふれたマンガを映画化できるということに、緊張と激しい喜びを感じています。個性的な俳優の皆さん、音楽好きなスタッフたちとロックンロールの精神で脳みそをグラグラ揺らしながら撮影を駆け抜けたいと思います!」と意気込みを語っている。映画は今秋公開。

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 勉強もスポーツもできないが、ロックを愛する心は誰にも負けない“ダメ男”の主人公・日々沼拓郎を演じる野村さんは、現在放送中のドラマ「僕のいた時間」(フジテレビ系)にも出演している注目の若手俳優。大好きなロックを演奏しているときだけは、本当の自分を解放し、極限までいくと思わず“全裸”になってしまうという役どころだが、「大きなプレッシャーを感じていますが、身も心も素っ裸に入江監督に預けてすてきな作品ができるよう一生懸命頑張りたいと思います」と気合十分だ。

 「日々ロック」は2010年に連載を開始し、現在は休載しているが、今秋から最終章6部の連載を再開する予定。映画は、さえない高校生活を送っていたが、ギター&ボーカルとなってバンドを結成し、文化祭で鮮烈なデビューを飾った日々沼が、卒業後はメンバーとともに上京するも、売れないロッカーとして活動を続ける中で、斬新なスタイルで世界的に評価を得ているアーティスト・宇田川咲と出会い、運命が大きく変わっていく……という青春・ロックエンターテインメント。

 原作者の榎屋さんは「僕のマンガが実写化されるなんて、いまだに信じられません(ヤンジャンにだまされているんじゃないのかな……)。不安と期待で胸がいっぱいです。見た後でバイトを辞めたくなるような、エレキギターを弾きたくなるような、そんな作品になればいいなあ」とコメントを寄せている。映画「日々ロック」は4月から撮影開始の予定で、今月6日からは2000人を超える観客役のエキストラの募集も開始する。

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