R-1ぐらんぷり:新王者やまもとまさみって何者? 練習嫌いで緊張屋……恩人は東MAX

「R-1ぐらんぷり2014」優勝会見に登場したやまもとまさみさん
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「R-1ぐらんぷり2014」優勝会見に登場したやまもとまさみさん

 ピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり2014」(関西テレビ・フジテレビ系)の決勝戦が4日に行われ、お笑い芸人のやまもとまさみさんが12代目の王者に輝いた。審査員と視聴者投票の結果、満票で勝利し、過去最多3715人の頂点に立ったやまもとさんだが、いったいどんな芸人なのか。経歴や芸風について、プロフィルに本人の言葉を交えて紹介する。

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 やまもとさんは、佐藤企画所属、1974年2月21日生まれの40歳。芸歴17年目で、R-1ぐらんぷりには、2002年の第1回から挑戦している。07年の第5回で決勝進出したものの、その後は準決勝止まりだった。「練習しないで、ネタを考えたら頭の中でやって、何回かぶっつけでライブでやって、(07年に)それで決勝に行っちゃったからいいんだと思っていた」と振り返り、練習嫌いだと自認する。それでも、昨年大会で3回戦進出にとどまったことで「『あれ?』となって、練習はしなきゃだめって16年目でやっと気づいた(笑い)」と明かす。

 ネタは「お一人様劇場」と紹介されるように、一人芝居のようなコントがメイン。今大会に向けては心機一転、何度も練習を重ねたという。「緊張しいで、準決勝も一度えずきました。ネタ中は緊張のあまり、お客さんの笑い声が聞こえなかった。ボリュームも分からなかった……」という状態だったが、猛練習のおかげで無事にネタをやり終えることができた。やまもとさんは「(今回は)予選への挑み方が違った。大きい大会でやるときの『ネタを忘れちゃったらどうしよう』という思いがなくなった」と振り返る。

 今大会で披露したネタは、同じ事務所の先輩の“東MAX”こと「Take2」の東貴博さんの舞台で披露したものだった。「(同舞台で)ネタを見せる時間があって、そこでいろいろ試させてもらった。(今回のネタは)去年の夏にやって手応えがあった」といい、そこから時間を削るなどして、ネタを磨いていったという。

 決勝戦でも履いていた靴下、1本目のネタで使ったネクタイ、2本目のチョウネクタイは東さんからもらったもの。「(『THE MANZAI 2012』で優勝した)ハマカーンの2人にした同じことをやってもらった。衣装の一部をもらって、焼き肉屋に連れて行ってもらって、座ると優勝できるという(東さんの自宅にある)“キングのイス”にも座らせてもらった。座っておいてよかった」と念入りなゲン担ぎも明かして、恩人の東さんに感謝していた。

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