BS11:震災3年、復活した銘酒と復興への課題 ウイークリーニュースONZE

福島県浪江町から避難し、山形県長井市で酒造りをする鈴木大介さん
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福島県浪江町から避難し、山形県長井市で酒造りをする鈴木大介さん

 BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」は9日、東日本大震災から3年、津波で酒蔵を失った福島県浪江町の杜氏(とうじ)と、同じく福島から同市に避難してきた人々が避難先の山形県長井市で酒造りに取り組む姿を追った特集「甦(よみがえ)る~避難先で復活した日本酒~」を放送する。

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 杜氏の鈴木大介さんは、津波で浪江町の酒蔵が流され、長井市へ避難してきた。震災から半年後、同市内の廃業した酒蔵を受け継ぎ、酒造りの再開を決意。同市には、NPO法人「レインボープラン市民農場」が設置した避難者が中心になって働く農場「福幸ファーム」があり、福島県いわき市や南相馬市などから避難してきた人たちが働いている。

 農場では、避難してきた人たちが、長井市の在来種でいまはあまり作られなくなった米「さわのはな」を復活させ、鈴木さんにそれで酒をつくってほしいと提案して、受け継いだ酒蔵でかつて作られてい銘酒「甦る」の生産を再開させることになった。

 番組では、ジャーナリストの上垣善寛さんをゲストに、酒造りを通じて、復興へと立ち向かう人々の姿と、震災から3年、いまだに続く避難生活の課題を考える。

 放送は9日午後6時から、キャスターは元村有希子さんと黒塚まやさん。コメンテーターはジャーナリストの山路徹さん。

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