アイドルグループ「ももいろクローバーZ(ももクロ)」が15日、女性グループとして初めて東京・代々木の国立競技場で単独ライブを開催した。2013年1月1日に同所でのライブを目標に掲げ、念願をかなえたことから、メンバーの高城れにさんはアンコールで「終わっても夢のようで本当に信じられない! 夢がかなったんだとうれしくて、最高の時間を本当にありがとうございました!」と集まったファン約5万5000人に感謝した。
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ライブは「ももクロ春の一大事 国立競技場大会 NEVER ENDINGADVENTURE 夢の向こうへ」と題され、15、16日に開催。この日は、中島みゆきさんが作詞・作曲を手がけた新曲「泣いてもいいんだよ」(5月8日発売)を初披露したほか、「行くぜっ!怪盗少女」「サラバ、愛しき悲しみたちよ」などアンコール5曲を含め、全26曲をパフォーマンスした。ライブの模様は、全国の映画館へ同時生中継され、2日間で113スクリーン、約4万人の動員を予定している。また7月26日と27日に2デイズで日産スタジアムで14万人を動員するライブを開催することも発表された。
メンバーは「あっという間でした」とこの日のライブを振り返った。「あーりん」こと佐々木彩夏さんは、「夢がかなう瞬間って、何て表現していいかわからなくて。でもちょっと寂しい気持ちもあって。『日産2days、14万人』という新たな目標も決まって幸せな気持ちでいっぱい」と感慨深げ。この日19歳の誕生日を迎えた有安杏果さんは「みんなで見てきた夢のステージに立っている“らしい”よという感じ。本当にまだ夢の中だよね」としみじみした様子を見せた。
玉井詩織さんは「モノノフ(ももクロのファン)さんと、ももクロの関係はすごくすてきだなと思う。もっとがんばって、新しい夢に向かって、見たことのないようなももクロの歴史を作っていきたい!」と宣言。リーダーの百田夏菜子さんは「国立のステージは、ちょっと過去を振り返る映像もあって、未来が見えるようなライブにしたいなーって思った」と明かしながら、「ここはパワースポットなんだと思う。たくさんの光を大事にして、みなさんと一緒にどこかにいけたらいいな。この空間が好き!」と笑顔で話していた。
この日のライブでは、ピンクのキュートなミニ丈の浴衣姿で登場したメンバーたちが、それぞれが手にしたトーチで聖火台に点火し、聖火を点灯させるなどして会場を大きく盛り上げた。ももクロは、10年5月にメジャーデビュー。12年に初出場した「第63回NHK紅白歌合戦」のリハーサルで、国立競技場の緯度と経度を示したTシャツを着ていたことも話題となっていた。
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