アニメジャパン:海外のアニメ会社に日本のビジネス解説 開催前日にセミナー

アニメジャパンの前日に開かれたセミナーの様子
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アニメジャパンの前日に開かれたセミナーの様子

 国内最大級のアニメ展示会「AnimeJapan(アニメジャパン)2014」の開催前日となる21日、アニメ産業にかかわる海外来場者を招いたセミナーが東京都内で開かれた。日本のアニメビジネスを説明しながら、その根幹となる「委員会」制度を理解してもらうのが狙いで、約100人が来場した。

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 セミナーでは、アニプレックスのライセンス課長・末平アサさんが、アニメ会社やゲーム会社、出版社ら複数の会社でアニメの制作資金を調達する「委員会」制度を紹介。続いて経済産業省の佐合達矢・商務情報政策局 文化情報関連産業課長が、アニメやマンガなどの世界で人気の日本文化を世界に発信する「クールジャパン」戦略の取り組みを説明した。

 セミナー後のパーティーでは、国内のアニメ制作会社も含む約200人が参加。アニメジャパン実行委員会の実行委員長を務める、布川郁司・日本動画協会理事長が「日本のアニメーションの熱気を感じてもらえたら」とアピールした。

 アニメジャパンは、東京都の青少年健全育成条例改正をめぐり、東京都が実質的に開催していた「東京国際アニメフェア」と、一部のアニメ関連企業が中心となった「アニメコンテンツエキスポ」に分裂していた両イベントが、再集結して開かれるアニメ展示会。22~23日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される。

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