虚淵玄:沖縄で「サイコパス」の情報ポロリ 「脚本は上がっている」

「PSYCHO-PASS サイコパス」のイベントに登場した(左から)パンサー、関智一さん、井上裕介さん、桜 稲垣早希さん
1 / 2
「PSYCHO-PASS サイコパス」のイベントに登場した(左から)パンサー、関智一さん、井上裕介さん、桜 稲垣早希さん

 大ヒットシリーズ「踊る大捜査線」の本広克行さんが総監督を務めたテレビアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の原案と脚本を担当する虚淵玄(うろぶち・げん)さんが24日、那覇市の桜坂劇場で開催された第6回沖縄国際映画祭の「桜坂映画大学」のイベントに登場。発表されたばかりの同作品の映画化や続編について「口止めされているんでしゃべれないです」と謝りながらも「(続編も劇場版も)脚本は上がっています。アニメの現場って順序バラバラ。たまたま劇場版(の脚本)が先に仕上がったので、先に進んでいる」と、新情報を明かして、ファンの期待を盛り上げた。

ウナギノボリ

 劇場版と続編の内容について、虚淵さんは「結構『1』で語り尽くしていないところのすき間を埋めていく話になる。(続編の)『2』も一緒ですね。ちまちまと解消される」と語ったが、「2」は「新しいチームになっている。(主要キャラクターの)狡噛(こうがみ)ももう刑事はやっていない。出てくるかも口止めされている」と話した。

 イベントでは、声優の関智一さんや、お笑いコンビ「NON STYLE」、お笑い芸人の桜 稲垣早希さんらと同作品の第1話と最終話の第22話を鑑賞した。虚淵さんは「かなりむちゃな話ですよね」と苦笑しつつも、「塩谷(直義)監督と本広さんの座組みで話が進んでいたが、相談に乗ってくれと言われた。会議の場で適当にしゃべったら決まっちゃった」と、脚本担当の経緯を語ったり、「男女の話と言うよりは仕事の話。監督は『色気はいらない』ってストイックな演出になっていましたよ」と、裏話を明かして、ファンを感心させていた。

 「サイコパス」は、人の心理状態などを数値化して判断する近未来の情報化社会を舞台にしたアニメ。12年10月から13年3月までフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送された。本広さんがアニメを手がけたことに加え、ストーリー原案と脚本をアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵さん、キャラクター原案を人気マンガ家の天野明さんが担当したことでも話題になった。10月から新シリーズがノイタミナ枠で放送されるほか、劇場版アニメが今冬に公開されることが発表されている。

写真を見る全 2 枚

アニメ 最新記事