名取裕子:20年コンビ務めた蟹江敬三さんしのぶ 「まだ立ち直ることできない」と涙

3月30日に亡くなった俳優・蟹江敬三さんをしのんだ名取裕子さん
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3月30日に亡くなった俳優・蟹江敬三さんをしのんだ名取裕子さん

 女優の名取裕子さん(56)が8日、東京都内で行われた連続ドラマ「マルホの女 ~保険犯罪調査員~」(テレビ東京系)の会見に出席。3月30日に亡くなった俳優・蟹江敬三さんと人気シリーズ「京都地検の女」(テレビ朝日系)で共演していた名取さんは、蟹江さんについて、「あまりにも自分の中で大事な理解者であり、好きな人だったので、立ち直るのがまだまだできないような状態」と言葉を詰まらせ、「寡黙で優しいけれど、まなざしの中に言葉をいっぱい持っていた方なんだと、まだ私の中ではちょっと時間がかかりそうです……」と涙をぬぐいながら蟹江さんをしのんだ。

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 蟹江さんとの関係について、名取さんは「親しいというとご飯を食べに行ったりしていたと思われるかもしれませんが、20年間コンビをやって一度もなかった」と明かし、「現場でしゃべってその役柄を集中していくというお付き合いだった」と話した。また「人間としても役者としても本当に好きな人だった。素晴らしい人だと皆さんの心の中に生きていてもらいたい」と訴えた。

 蟹江さんは、3月30日に胃がんのため69歳で亡くなった。12年にわたって同局系のドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」のナレーションを担当していた。

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