注目映画紹介：「鷹の爪7　女王陛下のジョブーブ」　タウンワークとコラボし1週間限定無料公開

　人気アニメ「秘密結社 鷹の爪」シリーズの劇場版最新作「鷹の爪7 女王陛下のジョブーブ」が4日に公開された。CGクリエーター・FROGMANさんの「蛙男商会」が製作する人気アニメ「秘密結社 鷹の爪」シリーズの劇場版第7作。求人情報誌「タウンワーク」とのコラボレーションが実現し、タウンワークの人気キャラクター・ジョブーブが鷹の爪団に加入、個性豊かな鷹の爪メンバーたちと騒動に巻き込まれていく姿をコミカルに描く。ゲスト声優として女優の木の実ナナさん、本田翼さん、俳優の尾美としのりさんが出演。全国8館のTOHOシネマズで1週間限定で上映され、観賞料金が無料（ジョブーブのおごり）ということでも話題だ。

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　仕事への憧れを抱くジョブーブは、ある日、小泉鈍一郎と名乗る“ハンドドライヤーの風圧点検師”と出会い一緒に働くことになる。充実した生活を送っていたジョブーブだが、実は小泉が世界征服をもくろむ秘密結社・鷹の爪団の総統であることを告げられ、仲間に迎え入れられる。時を同じくして、ジョブーブらは得意先で事件に巻き込まれぬれぎぬを着せられてしまい……という展開。

　毎回さまざまな趣向で楽しませてくれる「鷹の爪」シリーズだが、今回のネタは期間限定ながらなんと“無料公開”というのだから驚く。上映時間は短めながらも“鷹の爪らしさ”は健在で、1人7役に挑戦している本田さんにも注目。働くことをテーマにしたストーリーは、シュールな演出が控えめでマイルドな内容ながらも、働くことの素晴らしさを感じさせ、励まされたり、感動したりもしてしまうという“鷹の爪らしくない”一面も。ジョブーブらのキュートな動きにもやられてしまうはず。笑いながらも感動でき、そして総統の言葉に心をわしづかみにされる「鷹の爪」の魅力が十二分に詰まった作品だ。TOHOシネマズ日劇（東京都千代田区）ほか全国のTOHOシネマズ8館で1週間限定で公開中。（遠藤政樹／フリーライター）

　＜プロフィル＞

　えんどう・まさき＝アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。