「春奈るな ライブ2014−SPRING−」が、3月23日にTSUTAYA O−EAST(東京都渋谷区)で、4月5日にUMEDA CLUB QUATTRO(大阪市北区)で開催された。ツインテールの髪形に大きな髪飾り、ウエストにリボンをあしらった、白のミニスカートのドレスでステージに登場した春奈さん。ひざ上まで伸びた黒のニーソックスとスカートとの間の“絶対領域”をちら見せしながら歌い踊る姿にファンは熱狂し、場内は歓声に包まれた。
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春奈さん自身大ファンだという、テレビアニメ「化物語シリーズ」のナンバー「アイヲウタエ」で、勢いよく始まったステージ。デビュー曲の「空は高く風は歌う」や最新シングルの「snowdrop」など、人気のアニメソングをはじめ、昨年8月にリリースしたファーストアルバム「OVERSKY」の収録曲など、アップテンポからバラード、ちょっとマニアックな曲など多彩なナンバーを全19曲を全力で歌いきった。本人が作詞を手がけた「深海羽化のラプソディア」では、「最後の英語で歌うところをみんなで、ラララ~で歌いましょう!」と呼びかけ、場内に大合唱が響く。「狂想リフレイン」では客席に向けてグリーンのレーザー光線を発射し、ポーズを決める姿に観客が沸いた。
中盤では「人生で影響を受けたすごく好きなアニメの曲を歌います」と、中島美嘉さんのカバーで「機動戦士ガンダムSEED」のエンディングテーマ「FIND THE WAY」(大阪公演ではLia「鳥の詩」のカバー)を披露。本編最後は「Overfly」で圧倒的な世界観を作り上げ見事に締めくくった。普段とは少し違うしっとりとした大人っぽい歌声を聴かせ、シンガーとしての成長ぶりに、大きな拍手が送られた。また、アンコールではTシャツにポーチをぶら下げ、ファンと同化した姿で再登場。ポーチからペンライトを取り出すと、それをファンと一緒に振りながら、公式モバイルファンクラブ「るなティックプラネット」のテーマソングである新曲「るなティックワールド」を初披露。春奈さんは、グリーンのペンライトの光に包まれ、幸せそうな笑顔を見せ、一歩一歩、着実に前に進んでいる春奈さんの姿に、ファンも終始笑顔で歓声を上げていた。
(取材・文:榑林史章)
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