ロング・グッドバイ:浅野忠信がデビュー26年で連ドラ初主演 チャンドラー名作に挑戦

NHK提供
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 俳優の浅野忠信さんがデビュー26年にして初めて連続ドラマの主演を務める「ロング・グッドバイ」(NHK総合)が19日、スタートする。米作家レイモンド・チャンドラーの私立探偵のフィリップ・マーロウを主人公とした同名ハードボイルド小説をドラマ化した。

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 原作は米国が舞台だが、ドラマは戦後の日本が舞台となる。浅野さんが演じる主人公の役名はマーロウではなく、増沢磐二(ますざわ・ばんじ)。原作で謎の死を遂げるテリー・レノックスに当たる原田保を綾野剛さんが演じるほか、小雪さんや太田莉菜さん、冨永愛さん、柄本明さんらが出演する。NHK連続テレビ小説「カーネーション」の渡辺あやさんが脚本を、「あまちゃん」の大友良英さんが音楽を手がける。

 第1話「色男死す」は、磐二(浅野さん)と保(綾野さん)の出会いや保の謎の死が描かれる。磐二は、酔っ払って倒れていた保を助けて以来、バーで杯をくみ交わす仲になる。保は資産家・平蔵(柄本さん)の娘である妻・志津香(太田さん)の殺人容疑をかけられ、台湾に逃亡し、謎の死を遂げる。保は自殺したことにされるが、磐二は疑問を抱き、死の真相を探る。第2話以降、磐二は、志津香の姉・世志乃(冨永さん)らを巻き込みながら、事件の鍵を握る絶世の美女・亜以子(小雪さん)にたどり着く。

 小雪さんが「目に見えないものに対して自分の信念を貫く主人公・磐二は、とても魅力的です。自分もそうでありたいと思う気持ちが明日を生きる力になる。そんな底力のあるドラマです」と語るように、浅野さんが演じる磐二がドラマの魅力の一つになっている。また、冨永さんは「1950年代の舞台設定ですが、時代を超えて非常に美しい作品。衣裳もステキ。新しいドラマだと思います。見どころは、クールな描写と美しいキャストの皆さんです」と見どころを語っている。

 ドラマは、NHK総合で19日から毎週土曜午後9時~同58分に放送。全5回。

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