寺川綾:妊娠発表後初の公の場「親子そろって月に行きたい」

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 ロンドン五輪100メートル背泳ぎの銅メダリストで、元競泳選手の寺川綾さんが15日、東京都内で開かれた民間企業だけで初の月面到達を目指すプロジェクト「LUNAR DREAM CAPSULE PROJECT(ルナ ドリーム カプセル プロジェクト)」の発表会に登場。4月に元競泳選手の細川大輔さんと結婚し、同月に妊娠5カ月だと発表した寺川さんは司会者からの祝福に「ありがとうございます」とほほ笑み、同プロジェクトには「とっても明るくて夢がある。いつか親子そろって月にいく夢がかなうといいな」と早くも母の顔で大きな夢を語った。

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 「ルナ ドリーム カプセル プロジェクト」は、月で水が見つかったというニュースを機に、国家プロジェクトレベルでないと実現できなかった宇宙飛行を民間の手で行うという夢を実現させるため、「ポカリスエット」の大塚製薬などが取り組むプロジェクト。子供たちから将来の夢を募集し、メッセージを刻んだプレートと、「水」の象徴としてのポカリスエットの粉末を詰めたカプセルを、地上約38万キロ上空の月面へ届けるという企画だ。

 発表会には、宇宙飛行士の山崎直子さんもゲストとして登場した。山崎さんは、プロジェクトについて「ワクワクしました。今日は満月ですが、月の見方が変わるような感じがしました。多くの方々の真摯(しんし)な努力と、熱い思いが詰まっているので応援したい」と熱く語った。寺川さんも「いつか月の水で、(自分の子供と)ポカリが飲める日が来るのかなと思うと、夢が広がりますよね」とうなずき、「今まではそういうことを考えたこともなかった。より身近に感じられてすばらしいと思います」と、幸せオーラを振りまいていた。

 ドリームカプセルは、ポカリスエットの350ミリリットル缶をかたどった総重量1キロ、日中110℃、夜間マイナス170℃になる月面でも耐えられるチタン製で、このプロジェクトのために開発された。集められた夢は、直筆メッセージとして、120枚のチタンプレートにデータとして格納されてカプセルに収められる。ドリームカプセルは、2015年10月に米フロリダから打ち上げ予定。 

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