女優の井上真央さんが20日、東京都内で行われた劇場版アニメ「それいけ！アンパンマン　りんごぼうやとみんなの願い」（7月5日公開）の製作会見に登場。幼少時代から「それいけ！アンパンマン」のファンだという井上さんは、一番好きなキャラクターに「カレーパンマン」を挙げ、「アンパンマンはもちろん好きなんですが、カレーパンマンってマイナーじゃないですか？　私が好きにならなかったら誰も好きにならないんじゃないかと思って。変な子供でした。それから、『かびるんるん』も（好き）……」と笑いながら語った。

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　本作でアニメ声優に初挑戦した井上さんは「家で“コソ練（コソコソ練習）”しました。ふだん台本に書き込んだりすることは全然ないんですが、今回は勉強しましたね」と舞台裏を明かし、「いきなり大きい声出してたら、ワンちゃんにほえられました」と苦笑。本番では「息遣いが難しかったですね。たくさん動いたり戦ったりするシーンがあるんですが、飛ばされたり、何かにぶつかったりする声が難しかった」と苦労を語った。

　映画は、劇場版26作目で、昨年亡くなった原作者のやなせたかしさんの最後の絵本「アンパンマンとりんごぼうや」が原案。やなせさんが2012年から取り組んできた東日本大震災の復興3部作のラストを飾る作品で、「ふるさと」をテーマに、毒りんごに侵されたアップルランドを元通りにするため、井上さんが声を演じる「りんごぼうや」が立ち向かう物語。7月5日公開。