鶴見辰吾:ハカイダーだった! 「キカイダー REBOOT」に出演

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 特撮ドラマ「人造人間キカイダー」をリメークした劇場版「キカイダー REBOOT」(下山天監督)でキカイダーの宿敵・ハカイダーを俳優の鶴見辰吾さんが演じていることが24日、明らかになった。東京都内で行われた初日舞台あいさつに登場した鶴見さんは、公開まで役名が伏せられていたことについて「なかなか言えなくて苦労しました。(ハカイダー役に決まったときは)小躍りして喜んだ」と話し、ドラマ版のハカイダーのテーマをアカペラで熱唱し、大きな拍手喝采を浴びた。

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 舞台あいさつには鶴見さんのほか、主人公・ジローを演じた入江甚儀さんと旧作でジローを演じた伴大介さん、佐津川愛美さん、高橋メアリージュンさん、下山監督も出席した。鶴見さんは「『キカイダー』は(子どものころ)見ていた。(俳優として)悪役をときどき演じるけれど、悪役の美学はハカイダーで学んだ。悪役の原点を演じられるのは興奮したし、感動した」と語った。一方、41年ぶりの“復活”に伴さんは「びっくりしている。世界中にファンがいっぱいいて作品をよみがえらせてくれた」と感謝し、入江さんも「新しい『キカイダー』が世の中に出ていくのにふさわしい映画になった」と自信を見せた。

 下山監督は「日本の特撮ヒーローものを(米の)マーベルコミックスのヒーローものに負けないくらいにしたい。実は、数カ国から(公開の)オファーがきて交渉中です。もうちょっとしたら世界に発信することを報告できると思う」と明かし、会場を沸かせた。

 「人造人間キカイダー」は、1972~73年に放送された石ノ森章太郎さん原作の特撮ドラマ。完全な良心回路(心)を持ち、善と悪の間で苦悩する人造人間の戦いが描かれ、折からの「変身ブーム」を受けてヒットした。劇場版は、政府が問題をロボットに解決させる「ARKプロジェクト」を進めている近未来を舞台に、良心回路を持つアンドロイドのジロー(キカイダー)の戦いを描く。

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