女優の黒木メイサさんが放送中の連続ドラマ「ブラック・プレジデント」(関西テレビ・フジテレビ系)に出演中だ。黒木さんは、主演の沢村一樹さんが演じるブラック企業の毒舌ワンマン社長が社会人入学した大学の講師・秋山杏子という役どころ。ドラマではクールにジャケットスタイルを着こなし、知的な雰囲気を醸し出す黒木さんに、普段のファッションやメーク、またドラマにちなんで意外に“ブラック”な一面を聞いた。
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黒木さんは、これまでに高級ブランド「エンポリオ アルマーニ」の広告モデルを務め、「ベストジーニスト」を2年連続で受賞するなど、ファッションアイコンとしても注目を集めている。黒のスーツやドレスをクールに着こなしているイメージが強いが、普段の服装についても「黒が多い」といい、「雑誌などで私が着ているファッションのイメージとそれほど変わらないと思います」と語る。
最近は「ほとんどパンツスタイル」というが、その中でも「ジャンプスーツ(つなぎ)を着ることが多い」というのがこだわりで、「楽だから着ているんですが、カジュアルからちょっとしたパーティーに行けるようなドレッシーなものまであります。でも、撮影現場にはジャージーで行きますね」と笑顔で話す。黒木さんは服を選ぶ基準として「直感」を最も大切にしており、「なるべく黒以外のものを……と思うんですが、そうやって買っても結局着なかったりするんです。直感で気に入ったものだけ買うようにしています」と話した。
ファッション同様、メークもクールなイメージの黒木さんだが、プライベートでは「アイラインとマスカラ程度」のナチュラル派だという。「アイシャドーを使っても、いろんな色は使わないですね。だいたいブラウン系が多い。気分を変えたいときはチークの色を変えています」とシンプル派だと語った。
整った顔立ちでスタイルも抜群。クールビューティーで一見、近寄りがたい印象の黒木さんだが、インタビュー中、時折、笑いを交えたトークを展開し、親しみやすい雰囲気も併せ持っている。そんな黒木さんにドラマにちなんで“ブラック”な一面をたずねると、しばし考えてから「無意識にいろんな人を見てしまうんですよね」と人間観察し、「撮影現場にいても、共演者さんやスタッフさん、いろんな人をすごく見ていたりするんです。『あっ、見ちゃった!』っていう瞬間もときどきあって。相手は誰かに見られていると思わずに行動していると思うので、(気づいたら)嫌だろうなって思う場面もあります」とブラックになりきれない真面目な一面も明かした。
<プロフィル>
1988年5月28日生まれ。沖縄県出身。身長165センチ。2004年、つかこうへいさん演出の舞台「熱海殺人事件・平壌から来た女刑事」で女優デビュー。その後、ドラマ「風のガーデン」(フジテレビ系)、「新参者」(TBS系)、「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」(テレビ朝日系)や、映画 「着信アリ ファイナル」「SPACE BATTLESHIP ヤマト」「アンダルシア 女神の報復」など話題作に出演。13年には、NHK大河ドラマ「八重の桜」にも出演し、現在は「ブラック・プレジデント」(フジテレビ系)に出演中。8月30日には、峰不二子にふんした実写版映画「ルパン三世」の公開も控えている。8月24日~9月8日にはEX THEATER ROPPONGI(東京都港区)で主演舞台「VAMP~魔性のダンサー ローラ・モンテス~」に出演。