YOSHIKI:凱旋公演に感涙「帰ってこられる場所があるっていいね」

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 ロックバンド「X JAPAN」のリーダーのYOSHIKIさんが、ソロアーティストとして開催している世界ツアー「YOSHIKI CLASSICAL WORLD TOUR 2014」の日本・東京公演が16日、東京芸術劇場コンサートホール(東京都豊島区)で開かれた。YOSHIKIさんは「ふるさと」のピアノアレンジを弾いたあとに「帰ってこられる場所があるって本当にいいね」と凱旋(がいせん)公演に感激した様子で涙声であいさつした。

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 「Forever Love」や「kurenai」といったX JAPANの楽曲のクラシックアレンジを中心に、映画「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」の全世界主題歌「Hero」など全15曲を披露。「(亡くなった)TAIJI、HIDE、そして(自殺した)父にささげたい」と声を震わせて語ってから演奏し始めた「Without You」では3人との思い出のシーンがスクリーンに映し出されると、会場からもすすり泣きの声がそこここから漏れていた。

 2部構成の第1部では会場に駆け付けたX JAPANのメンバーのPATAさん、HEATHさん、SUGIZOさん、ToshIさんをステージの呼び寄せ、10月のニューヨーク・マディソンスクエアガーデンでのライブや日本ツアーについてそれぞれが抱負を語るなど、結束力の強さを見せつけた。

 演奏がすべて終わってもYOSHIKIコールは鳴りやまず、YOSHIKIさんは何度もステージに戻ってきては前方に殺到したファン一人一人とハイタッチしたり、会場と「We are」「X」のコール・アンド・レスポンスを続けるなど、熱気はしばらく収まることはなかった。

 YOSHIKIさんは、昨年9月に約8年ぶりに発表したクラシックアルバム「YOSHIKI CLASSICAL」を引っさげ、今年4月から10カ国13都市で世界ツアーを開催。ツアーは17日の大阪公演でフィナーレを迎える。17日にはX JAPANのベスト盤「THE WORLD~X JAPAN 初の全世界ベスト~」をリリース。

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