樹木希林:がん治療“終了”後の経過報告 内田裕也は「はんこは分かる場所に」

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 女優の樹木希林さんが17日、東京都内のスタジオで映画「うまれる ずっと、いっしょ。」(豪田トモ監督、今秋公開予定)のナレーション収録を行った。昨年3月に全身がんであることを告白し、今年1月に治療の“終了”を報告していた樹木さんは、収録後に取材に応じ「全身がんっていうのは、がんが体のどこに見つかってもおかしくないってこと。だから調べれば何か一つは見つかる。それが普通」と明かし「いまは痛みもないですし、薬も全く飲んでいない。特に生活で気をつけていることもないですし、(体調は?と聞かれたら)『こんなもんです』としか答えようがない」と現在の体調を報告した。

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 さらに樹木さんは「家族も私のことをあきらめているし、私自身も準備はできている」と告白。また夫・内田裕也さんからは「『ハンコは分かる場所に置いておけよ』と言われた」といい、「内田さんが言うには、財産を半分受け取る資格が自分にはあるってことらしくて、『夫婦なんだから助け合うのは当たり前』とも言われました。“ロック”には負けますね」と笑顔で語った。

 映画は、2010年に公開され、全国で35万人以上を動員した「うまれる」に続くドキュメンタリーで、異なる事情を持った三つの家族を通して、命の大切さや絆、生きる意味などを描く。樹木さんは「家族っていうのは多かれ少なかれ問題を抱えているし、それぞれの問題と向き合うきっかけになれば」とも話した。

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