綾瀬はるか:長澤まさみと初共演  「海街diary」実写化で姉妹に

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 女優の綾瀬はるかさん(29)と長澤まさみさん(27)が、2015年初夏に公開される映画「海街diary」(是枝裕和監督)で初共演し、夏帆さん(22)、広瀬すずさん(16)とともに4姉妹を演じることが明らかになった。是枝監督は「『今、誰を撮りたいか』を最優先に考えました。もちろん姉妹にみえるよう4人の相性やバランスも重視しましたが、理想的な4姉妹ができ上がったと思っています」と自信を見せている。

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 映画は、13年にマンガ大賞を受賞した吉田秋生(よしだ・あきみ)さんの同名マンガが原作で、香田家の3姉妹(幸、佳乃、千佳)が、父の死をきっかけに異母妹の浅野すずと出会い、鎌倉でともに暮らす姿が描かれる。綾瀬さんが演じるのは責任感が強い長女の幸、長澤さんは酒好きで年下の男に弱い次女の佳乃、夏帆さんはマイペースな三女・千佳という香田家の3姉妹を演じ、広瀬さんは3人と同居することになる異母妹の浅野すず役を務める。

 長澤さんと綾瀬さんは、大ヒット作「世界の中心で、愛をさけぶ」の映画版(長澤さん)、連続ドラマ版(綾瀬さん)でそれぞれヒロインを演じたが、共演は意外にも今回が初めて。それでも、是枝監督は「綾瀬さん演じる長女と長澤さん演じる次女の姉妹げんかや、かけ合いが本作の基調となるリズムを作っていくと考えています。このお二人のやり取りは『いつまでも見ていたい』そう思わせるものがありました」と手応えを感じている様子だ。

 これまでのイメージに近い自由な次女役ではなく、「別の顔が見たい」(是枝監督)とあえてしっかり者の長女役に起用された綾瀬さんは「監督やスタッフ、キャストの皆さんと海街鎌倉に暮らす姉妹たちの息吹を感じるような物語をお届けしたいと、新たな挑戦に心は燃えています」と気合十分。映画「奇跡」(2011年)以来の是枝組参加となる長澤さんは「是枝監督の力、人間力には特別なものを感じ、魅了されます。4姉妹が生き生きとエモーショナルに映画の中で存在できるよう演じられたらと思っています」と抱負を語っている。

 三女・千佳役の夏帆さんは「今年はうっとりするぐらい充実した夏になりそう。丁寧に真摯(しんし)にこの姉妹と向き合っていきたい」と語っており、是枝監督も「マイペースな雰囲気が原作の三女に近い」とコメント。オーディションで四女のすず役に満場一致で選ばれたという広瀬さんは「プレッシャーや不安はありますが、全力を出してすてきな作品にしたい」と意気込んでいる。

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