鈴木敏夫P:実写版「パトレイバー」で怪しいプロデューサーに

「THE NEXT GENERATION パトレイバー」のエピソード6に出演するスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(C)2014 HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION −PATLABOR−」製作委員会
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「THE NEXT GENERATION パトレイバー」のエピソード6に出演するスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(C)2014 HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION −PATLABOR−」製作委員会

 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(P)が、「機動警察パトレイバー」シリーズの実写化プロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」(押井守総監督)の第3章のエピソード6「大怪獣現わる 後編」に出演することが30日、分かった。「イノセンス」でプロデューサーを務め、「立喰師列伝」には出演するなど、押井総監督と古くから親交がある鈴木プロデューサーは、怪獣を呼び出す歌のプロモーションビデオをプロデュースする代理店・熱風社の怪しい男を演じる。

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 鈴木プロデューサーは「撮影のため熱海へ。初めて台本を見て、品のない役だと知った。明らかにミスキャストだ。次は、ちゃんとした役で僕を呼んでほしい。しかし、あの長ぜりふは、僕でなきゃしゃべれない。そこが見どころだ!」とコメント。また、同作に「押井守の描いて来た未来が、次から次へと実現しつつあるのが現代だ。還暦を過ぎた押井守は、SFが現実になった時代を超えることができるのか?」とメッセージを寄せている。

 「機動警察パトレイバー」は、歩行式の作業機械・レイバーが実用化された近未来を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう警視庁の特科車両2課中隊(特車2課)の活躍や隊員の日常を描いたSF作品。1988~94年に週刊少年サンデー(小学館)でゆうきまさみさんのマンガが連載され、89~90年にはテレビアニメも放送された。今回の新作は、押井さんが総監督、脚本を担当し、真野恵里菜さんらが出演。全7章のシリーズがイベント上映中で、長編が2015年のゴールデンウイークに劇場公開される予定。

 エピソード5、6では、静岡・熱海で起こる怪獣騒動が描かれる。公開は、エピソード5が7月12日から、エピソード6は8月30日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほか。

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