大人気映画シリーズ「ハリー・ポッター」のテーマパーク「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」が15日、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)にオープンした。ハリーたちが学ぶホグワーツ城やホグワーツ特急、買い物を楽しんだホグズミード村など、映画「ハリー・ポッター」シリーズで描かれた魔法の世界が再現されており、早朝から集結した多数のファンがアトラクションや映画の世界を楽しんだ。
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魔法使いの住む村「ホグズミード村」を再現したエリアの入り口では、オープニングセレモニーが開かれ、映画でハリーを敵視するドラコ・マルフォイ役を演じたトム・フェルトンさん、ハリーの友人ルーナ・ラブグッド役を演じた女優のイバナ・リンチさんが登場。2人が観客とともに「リベリオ!」と呪文を唱えると大量のスモークが辺りを包み、中からパークの全容と「ホグズミード村の住人」たちが姿を現す演出も行われ、観客からは悲鳴まじりの大歓声が上がった。
セレモニーには、前日の前夜祭を合わせ約400媒体が集結。大興奮の観客を前にリンチさんは「今もまだハリー・ポッターの興奮が収まらないことがうれしい」、フェルトンさんも「お招きいただきありがとう。(魔法学校の寮の)Tシャツを着てる人も見えて、うれしく思いました」と笑顔で手を振った。USJのグレン・ガンペル社長も出席し、「すばらしい日を迎えることができた。日曜日に(原作者の)J.K.ローリングも来てくれた。『ここに来られてうれしく思う。光栄なことだと伝えてくれ』と言われた」と語った。
「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」は、2010年7月に米フロリダ州の「ユニバーサル・オーランド・リゾート」内に初めて作られたテーマパーク型のアトラクション。USJ では、映画全シリーズでプロダクション・デザイナーを務めたスチュワート・クレイグさんの指揮のもと、東京ドームのグラウンド約3個分の敷地内に、二つのライド・アトラクション、八つのショップ、二つのレストランが造られ、映画のシーンをほうふつさせるショーなどが楽しめる。