浅野忠信:二階堂ふみ&熊切監督と“凱旋”舞台あいさつ 喜びを生報告

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 第36回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門で最優秀作品賞を受賞した映画「私の男」(熊切和嘉監督)の舞台あいさつが15日に東京都内の映画館で行われ、主演を務め同映画祭で最優秀男優賞を獲得した俳優の浅野忠信さんと女優の二階堂ふみさん、熊切監督が出席した。観客から大きな拍手で迎えられた3人は口々に受賞の喜びを口にし、浅野さんは「だいたい舞台あいさつは初日にやって終わりなんですが、今回すばらしい賞をいただいて、こうして皆さんの前に再び立って、うれしい報告ができるのは本当にうれしいです」と笑顔で語った。

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 先月30日に、モスクワ映画祭の2冠を受けて記者会見が開かれたが、仕事で台北に滞在していたためスカイプでの登場となった熊切監督は、会場を訪れた観客を前に「感無量」といい、「作品賞は、総合賞としていただけたのでとてもうれしく思います」と改めて喜びを生報告。また、二階堂さんは同映画で第13回ニューヨーク・アジア映画祭で“活躍が期待される若手俳優”に贈られるライジング・スター・アワードを受賞したことから、「賞をいただいて評価をいただけたことが素直にうれしいですし、私自身の自己形成にもなった映画というものに深く関われていることに今幸せを感じています。だけど、その幸せを感じるだけではなく、それ以上のものを自分の中でこれから作っていきたい」と次なる飛躍に意欲を見せた。

 映画は、桜庭一樹さんの直木賞受賞作が原作。北海道の田舎町で暮らす少女・花と遠縁の養父・淳悟との禁断の愛を描いた作品で、花を二階堂さん、淳悟を浅野忠信さんが演じている。

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