女優の竹内結子さんと脚本家の三谷幸喜さんが8日、東京・渋谷のパルコ劇場で9日から上演される舞台「君となら」の会見に、お笑いタレントのイモトアヤコさんら主要キャストとともに登場。2011年公開の映画「ステキな金縛り」、13年に放送の完全ワンシーン・ワンカットのドラマ「大空港2013」に続いて、三谷作品に出るのは3度目となる竹内さんだが、三谷さんから「竹内さんがこんなにも下ネタ好きだって知らなくて、ビックリした」と冗談交じりに言われて大慌て。顔の前で大きく手を振り、必死になって否定していた。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
そんな竹内さんは、今回が舞台初挑戦で「稽古(けいこ)が始まってすぐのころは毎晩悪夢を見た。(同じく舞台初挑戦の)イモトさんに『昨日はこんな夢を見た』ってよく相談した」と告白。また「一人の生身の人間として、お客さんの前に立つというのは、映画やドラマとは違った緊張があって、まるでスポーツ選手のような気分です」と初日を前に心境を明かすと、「まずは稽古で積み上げてきたものを出せれば」と意気込んだ。
「君となら」は、父親よりも年上の娘の恋人をめぐる、うそと誤解と笑いにあふれたホームコメディー。1995年に三谷さんが脚本、山田和也さんの演出、斉藤由貴さんの主演で初演され、97年には再演された。今回は、キャストを一新。70歳の恋人を持つ、小磯家の長女でヒロインのあゆみを竹内さん、あゆみの妹・ふじみをイモトさん、2人の父親・国太郎を草刈正雄さん、あゆみの恋人・ケニーを小林勝也さんが演じ、長野里美さん、長谷川朝晴さん、木津誠之さんも出演する。
自ら演出も担当した三谷さんは、見どころを聞かれ、「竹内さんとイモトさんの2人の“新進女優”の舞台デビュー」と断言。「(この舞台は)演劇界の“歴史的瞬間”で、20年後に竹内さんは大竹しのぶさんのように、イモトさんは泉ピン子さんのようになると確信しています」と2人を絶賛しながらアピールした。