女優の能年玲奈さんが16日、東京都内で行われた主演映画「ホットロード」(三木孝浩監督)初日舞台あいさつに登場。口数が少ないことでも知られる能年さんは、冒頭で「今日はしっかりとお話したいと思います」と宣言し、役作りや母親とのエピソードなどの質問に答え、「青春がたくさん詰まった映画。青春に共鳴していただけたらうれしいと思っています。特別な映画になっていたら幸せ」と主演らしいスピーチで締め、観客の大きな拍手を浴びた。
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能年さん演じる和希の母親の恋人を演じた小澤征悦さんは「能年さんの話すときの“テンポ感”が好き。質問した7秒後に答えが返ってくる。可愛らしいなと思う」と絶賛。「(和希に向かって言う)『僕の言葉は彼女の心に届いていない』というせりふがあるんですが、すごく言いやすかったです」と話すと、能年さんは「よかったです」とにっこり笑い、会場の笑いを誘った。
映画は1980年代に月刊マンガ誌「別冊マーガレット」(集英社)で連載された紡木たくさんの少女マンガを基に実写化した作品。母から愛されていないと感じ、誰からも必要とされていないのではと不安を抱える14歳の少女・和希(能年さん)が、夜の湘南で「Nights(ナイツ)」という暴走族の少年・春山洋志(登坂広臣さん)に出会い戸惑いながらもひかれていく……というストーリー。舞台あいさつには、能年さんと小澤さんのほか、登坂さん、木村佳乃さん、鈴木亮平さん、太田莉菜さん、竹富聖花さん、落合モトキさん、三木監督も出席した。
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