星の王子さま:初の劇場版アニメ化 「カンフー・パンダ」のオズボーン監督が製作

劇場版アニメ「リトルプリンス 星の王子さまと私」のロゴ
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劇場版アニメ「リトルプリンス 星の王子さまと私」のロゴ

 仏作家のアントワーヌ・ド・サン・テグジュペリの代表作「星の王子さま」の劇場版アニメになり、2015年冬に日本で公開されることが27日、明らかになった。タイトルは「リトルプリンス 星の王子さまと私」で、同作が劇場版アニメとして製作されるのは初めて。「カンフー・パンダ」などのマーク・オズボーン監督が製作する。

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 オズボーン監督は「あれほどまでに詩的な名作を、損なうことなくどうやって映画化できる? あのストーリーの長編アニメ映画化なんて、不可能なことに思えたんだ。でも最終的に気づいた。これは一生に一度のチャンスだとね。そして、このチャンスはとても拒むことができない贈り物だった」と劇場版アニメを手がける心境を語り、「原作の世界観を忠実に描きつつ、そこを核にして大きく展開されるストーリーを描く」と話している。

 キャラクターデザインは「ファインディング・ニモ」などのピーター・デ・セブさん、美術は「モンスターズ・インク」などのルー・ロマーノさん、キャラクター監修は「塔の上のラプンツェル」などの四角英孝さんが手がける。英語版の声優としてジェフ・ブリッジスさん、ジェームズ・フランコさん、マリオン・コティヤールさん、ベニチオ・デル・トロさんらが出演する。日本語版の声優は「豪華俳優陣をキャスティング作業中」という。

 「星の王子さま」は1943年に出版され、270以上の言語に翻訳され、全世界で1億4500万部以上の売り上げを誇る。

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