SMAP：5大ドームツアー開幕　東京ドーム5日間連続は「みんなへの恩返し」

　人気グループ「SMAP」の2年ぶりの全国ツアーとなる5大ドームツアー「Mr. S−saikou de saikou no CONCERT TOUR−」が4日、東京ドーム（東京都文京区）で幕を開けた。最初のMCでメンバーの木村拓哉さん（41）は「最高に思いっきり遊ぼうぜ！」とツアーの開幕にあたって観客に向けてシャウト。「シャレオツ」「さかさまの空」などの最近の曲から「夜空ノムコウ」「世界で一つだけの花」などのヒット曲までアンコールも含めて40曲以上を披露した。

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　9月3日に発売された21枚目のオリジナルアルバム「Mr．S」の内容を盛り込んだ今回のツアーは、4～8日の5日連続東京ドームを皮切りに、2015年1月12日のナゴヤドーム（名古屋市東区）まで全22公演で100万人を動員予定。

　メンバー最年長の中居正広さん（42）は、5日間連続東京ドーム公演について「5連戦だよ」と野球になぞらえ体力的な不安を吐露していたが、木村さんは「東京ドームがここまでびっちり（客席が）埋まっているのはSMAPしかない。5日間（満員）は奇跡だと思う。きついかもしれないけど、この状況、条件を満たしてくれたみんなへの恩返しだと思って」と語り、満員の会場からは大きな拍手が起こった。

　途中、木村さんの主演ドラマ「HERO」（フジテレビ系）で共演中の北川景子さんが生中継で会場のスクリーンに映し出され、SMAPのシングル曲で歌ってほしい曲をリクエストする場面もあった。また、ハローキティやソフトバンクのロボット「Pepper（ペッパー）」もステージに登場しダンサーらとともに曲を盛り上げた。さらに、各メンバーが持ちネタの人気キャラクターにふんしてネタを披露するコントコーナーなどもあり、3時間半以上に及ぶコンサートは、まったく飽きさせない演出で観客をステージにくぎ付けにした。