吉永小百合:鶴瓶の空港“お出迎え”に感激

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 女優の吉永小百合さんが16日、東京都内で行われた、「モントリオール世界映画祭」で2冠を獲得した主演映画「ふしぎな岬の物語」(成島出監督、10月11日公開)のジャパンプレミア舞台あいさつに阿部寛さん、笑福亭鶴瓶さん、竹内結子さんら共演者と登場。吉永さんと同映画祭に出席した阿部さんは「(帰国便で)成田(空港)に着いたら、吉永さんが『キャー!』と言われて。見たら、鶴瓶さんが花束を持って成田の出口にいて」というエピソードを披露。鶴瓶さんは「(そのあと)抱き合ったんですよ。直立不動になった」と明かし観客を沸かせた。

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 イベントは、吉永さんから依頼を受け鶴瓶さんが司会を担当。また、作中で「岬村青年団フォーク愛好会」として登場する杉田二郎さん、堀内孝雄さん、ばんばひろふみさん、高山巌さん、因幡晃さんら「ブラザーズ5」も登場し、劇中歌の「入っておいで この里に」を披露。後半には、吉永さんが「妹分」と呼ぶギタリストの村治佳織さんも登場し、映画のメインテーマ「望郷~ふしぎな岬の物語~」を奏でる一幕もあった。この日の舞台あいさつには約1000人のファンが詰めかけた。

 映画は、森沢明夫さんの小説「虹の岬の喫茶店」(幻冬舎文庫)が原作で、千葉県の明鐘(みょうがね)岬に実在した喫茶店を舞台に、女性店主と人々の交流を描く。吉永さんと成島監督との共同企画として発足し、吉永さんは主演のほか、プロデューサーとして映画に携わっている。喫茶店の女性店主・悦子を吉永さん、悦子を献身的に守り続けるおい・浩司を阿部さん、突然里に戻ってきた常連客の娘・みどりを竹内さん、30年間カフェに通い続け、悦子らを支えてきたタニさんを鶴瓶さんが演じている。

 同作は「モントリオール世界映画祭」で「審査員特別賞グランプリ」「エキュメニカル審査員賞」の2冠を獲得しており、舞台あいさつ前の受賞報告会見では吉永さんらが喜びを語っていた。

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