高度な知能を獲得した猿と人類との関係を描いた映画「猿の惑星」の新シリーズ「猿の惑星:新世紀(ライジング)」(マット・リーブス監督)が19日に公開される。前作「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」から10年後の世界を描いた今作は、最先端のデジタル技術が駆使され、表情の細部までリアルな猿が表現されているほか、臨場感あふれる戦闘シーンも大迫力。また、「猿と人類」というメインテーマに加え、家族の絆に焦点を当てた描写もストーリー構築の奥深さに一役買っており、見応えある作品に仕上がっている。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
映画は、2011年に公開された米映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の続編で、高度な知能を獲得した猿のシーザーが仲間を率いて人類への反乱を起こしてから10年後の世界が描かれている。森の奥地に文明を築いてさらに進化した猿たちと、ウイルスによって絶滅の危機に瀕(ひん)した人類の生存者グループが数年ぶりに遭遇し、険悪な雰囲気に……。やがて、シーザーと元・建築家で生存者グループの一人であるマルコム(ジェイソン・クラークさん)が徐々に信頼関係を構築していくが、シーザーが率いる猿の社会でも不穏な動きが起き始め……というストーリー。
作中を貫くテーマとして描かれているのは「猿と人類」の関係性だが、妻と子どもを持ち家庭を作ったシーザーと、ウイルスで妻を亡くし息子と2人で生き抜いているマルコムという両者の描写からは「家族」というもう一つのテーマが見えてくる。立場の異なる両者のそれぞれの家族の姿を描くことで、「家族愛」という普遍的なテーマの重要性がより際立っているように感じられる。また、3Dならではの大迫力の映像ももちろんだが、まるですぐ耳元で声を発せられているかのような音響効果も魅力。特に森の中のシーンは、あちこちから猿の声が聞こえてきて、あたかも実際に森の中にいるような気にさせられる。クライマックスのタワーでの戦闘シーンも映像、音響ともにインパクト大で必見だ。19日から公開。(河鰭悠太郎/毎日新聞デジタル)
モデルで俳優の久間田琳加さんが、原菜乃華さん主演の映画「見える子ちゃん」(中村義洋監督)に出演することが1月9日、明らかになった。ある日突然、霊が見えるようになってしまった主人公…
俳優でフィギュアスケーターの本田望結さんが、2025年初夏に公開予定の映画「きさらぎ駅 Re:」(永江二朗監督)で主演を務めることが1月8日、明らかになった。同映画は2022年に…
1月6日に発表された3~5日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、人間の細胞を擬人化したキャラクターが登場する清水茜さんの人気マンガを実写化した「はたらく細胞」(武…
1980~1990年代に人気を博し、何度も映像化されてきた田中宏さんの不良マンガ「BADBOYS」が映画化され、5月30日に公開されることが明らかになった。主人公の桐木司を演じる…
人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ(集英社)の荒木飛呂彦さん原作、高橋一生さん主演の映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」が5月23日に公開されることが、明らかになった。邦画…