女優として活躍する吉本実憂さんをはじめ、2012年の「国民的美少女コンテスト」ファイナリストで結成されたアイドルグループ「X21」が、3枚目のシングル「ハッピーアプリ」を24日にリリースした。10代の思いが詰まったこの曲についてやカップリング曲「Best Friend」について、メンバーを代表して吉本実憂さん、籠谷さくらさん、長尾真実さん、末永真唯さん、泉川実穂さん、松田莉奈さんに話を聞いた。
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−−皆さんが出演するテレビのレギュラー番組「GO!オスカル!X21」もスタートして1年半。MCの剛力彩芽さんとは、どんなコミュニケーションを取っていますか?
吉本さん:直接お話をすると今でも緊張してしまうので……。剛力先輩の背中から、たくさんのことを学ばせていただいています。
長尾さん:(剛力さんは)緊張しているメンバーがいると、気持ちがほぐれるように声を掛けてくださったり。すごく気に掛けていただいていますね。
籠谷さん:メンバー一人一人の誕生日には、剛力さんの好きなキャラクターのグッズをいただきました。剛力さんも同じものを使っているそうで、それがすごくうれしくて。家宝として大切にしています!
−−新曲「ハッピーアプリ」をリリースしました。タイトルになっているハッピーアプリとは、どんなアプリですか?
吉本さん:今を楽しむ気持ちや、何かにチャレンジしてみようという純粋な気持ちを持っている人の心にインストールされているアプリです! 誰でも持っていますが、いろいろ経験して大人になるにつれてなくしてしまうこともあって。だからこの曲を聴いて、なくさないようにしてほしいし、なくしてしまった方は大切なことを思い出してほしいです。
籠谷さん:歌詞が自分たちに当てはまるものだったので、すごく歌いやすかったです。ヘコむという歌詞のところでは、本当にヘコんだときのことを思い出して感情を込めました。他にもきっと誰でも経験あることが詰まっているので、懐かしいなって思って聴いてもらって、大事なことも思い出してもらえたらうれしいです。
松田さん:お父さんお母さんの世代の方も、聴いて心に「ハッピーアプリ」をインストールしてください!
−−すごく前向きな気持ちが詰まった歌詞で、「未熟は無敵だ」というフレーズも印象的ですね。
長尾さん:未熟なのは、決して悪いことではないんですよ。未熟でいる限り終わりがないわけで、つまり限りなく成長し続けることができるということです。人からちょっと何か言われたくらいで、ヘコんでたらダメだよっていうエールを感じて、すごく勇気をもらいました。
末永さん:学校での様子をイメージさせる歌詞がたくさんあるので、本当にリアルに歌える曲です。でも何年かしたら私たちの目線も変わるし、声だって変わるし、感じ方もいろいろ変わるだろうなっていう想像もできて。今の私たちの年代だからこそ歌える、今しか歌えない、今歌いたい歌だなって思います。
−−カップリング曲「Best Friend」は、胸が熱くなるバラードナンバーですね。
泉川さん:メンバー全員に向けて「ありがとう」という気持ちを込めて歌いたいと思って。レコーディングのときは、感謝の気持ちをぶつけるように歌いました。
籠谷さん:私たちだけでなく、学校でのお友達同士の関係にも当てはまる曲だと思いました。改めて友達を大切にしたいって気持ちになってもらえるんじゃないかな。合唱曲として歌ってもらったら、きっと友達同士の絆がより深まると思います。
−−メンバー内で友情を感じる瞬間はどんなときですか?
吉本さん:自然と肩を組んでいたり、一人でいる子がいたら自然と声を掛けていたり、自然と手をつないでいたり。そういうことが自然とできる関係ってなかなかないと思います。メンバーとは友情というか、仲間という感じですね。
長尾さん:もともとコンテストがきっかけだったので、最初はお互いがライバルだったんです。今でもある意味では競い合うライバルだし、一緒に戦う戦友でもあって。友情という言葉だけでは語れないものを、もっと築いていきたいです。
松田さん:初めのころは、メンバーに向けて自分の気持ちを話すようなことはあまりなかったんです。今では、家族にも話してないようなことも、メンバーには話すことができます。もうただの仲間じゃない。
末永さん:友達とも家族とも違う、単なるライバルでもないし、でもすごく大切な存在です。
−−今後ライブやイベントでは、どんなX21を見せていきたいですか?
吉本さん:ライブをやる前には必ずみんなでミーティングして、本番のあとにも反省会をやっているんです。いいときもあれば、思う通りにできなかったときもあって。そういうブレをできるだけ早く修正していきたいですね。個々がスキルアップして、気持ちを一つにして、よりクオリティーの高いものを見せていきたいです。
泉川さん:X21が結成されて1年半ちょっとですが、その間に学んだことを見せていきたいし、X21の可能性を感じてもらえるパフォーマンスをしたいです。20人20色の個性を大事に、X21はもっとできるんだっていうものを、皆さんにお見せしたいです。
長尾さん:みんなに笑顔と元気を届けて、熱くなれるステージを心掛けたいです。私たちの一生懸命を見てもらって、ファンの人も盛り上がってくれて、そういうキャッチボールをしながら一緒にライブを作っていきたいです。
籠谷さん:各自のキャラクターを生かして、一人が一つのアトラクションのような、(グループ全体で)遊園地のような存在になりたいです。それぞれのアトラクションをどんどん魅力的で楽しいものにして、X21という史上最強の遊園地にしたいです。
末永さん:まだまだ未熟だけれど、未熟だから無敵でもっともっと上に行ける。もちろん完璧を目指すけれど、完璧なんてものはないし。ファンの人と常に上を目指していけるライブを作りたいです。
松田さん:私はプロレスが好きなんですけど……プロレスの試合もX21のステージもある意味で同じだと思います。プロレスの試合会場って、レスラーとファンの一体感がすごくて。X21でも、ファンの人を巻き込んでいけるような、熱気あふれる一体感のあるステージをやっていきたいです。
<プロフィル>
2012年8月に開催された「第13回全日本国民的美少女コンテスト」に出場したファイナリストからなるユニット。メンバーは14~17歳の20人。剛力彩芽さんがMCを務めるレギュラーテレビ番組「GO!オスカル!X21」に出演するほか、それぞれ女優や雑誌専属モデルとして活動。12月3日に、4枚目のシングルをリリースする予定。
(インタビュー・文・撮影:榑林史章)
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