庵野秀明監督:アニメ愛熱弁でたけしをチクリ 業界への危機感も

トークショーに登場しアニメ愛を熱く語った庵野秀明監督
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トークショーに登場しアニメ愛を熱く語った庵野秀明監督

 アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」などで知られる庵野秀明監督が26日、第27回東京国際映画祭(TIFF)が開催中の「TOHOシネマズ 日本橋」(東京都中央区)で行われたトークショー「アニメーター・庵野秀明」に登場。短編アニメを配信する新企画「日本アニメ(ーター)見本市」を発表した庵野監督は「アニメ業界も作品も商売抜きでやらないと厳しいんじゃないかという思いから(ドワンゴの)川上(量生会長)さんと始めます」とアニメ業界への危機感をあらわにしながらも「アニメーションって面白いんですよ。北野武がいろいろ言っていますけれど、本当にアニメは面白い」と熱弁した。

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 トークショーで庵野監督は「実写映画も面白いし、たけしさんの映画も面白いですけれど、本当にアニメは面白い」とアニメへの思いを強い口調で語り、若いアニメーターやクリエーターに対しても「アニメ業界に来てください。このままだと先細りになる。良いアニメーターがいなくなっていて、今何かやらないとやばいですよ」と繰り返した。

 同企画はスタジオカラーとドワンゴの共同企画で、公式サイトと公式アプリを通じてジャンルを問わない短編アニメーションを毎週金曜日に1話ずつ無料で配信する。初回配信は11月7日で、作家の舞城王太郎さんが監督を務め、アニメーション監督を鶴巻和哉さんが担当する「龍の歯医者」を配信する予定。トークショーには川上会長、アニメ研究家の氷川竜介さんも出席した。

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