声優の江原正士さん、堀内賢雄さん、森川智之さんが28日、第27回東京国際映画祭(TIFF)が開催中の「TOHOシネマズ 日本橋」(東京都中央区)で行われたトークショー「スターチャンネル×スカパー!映画部 “喜劇王吹替トーク”TIFF meets チャップリン」に登場。それぞれ“喜劇王”チャールズ・チャプリンの無声映画で吹き替えを担当した3人がチャップリンのメークと衣装で登場すると、会場はファンの歓声と笑い声に包まれた。堀内さんは「皆さん笑いすぎ!」と苦笑しつつ、「チャップリンは映画界の神様なので、無声映画に声をあててもいいのか?と思ったが、できることはすべて出し切りました」と3人で収録秘話を語った。
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イベントは、スターチャンネルとTIFFの共同企画。スターチャンネルでは、チャップリンの映画デビュー100周年を記念して、「吹替で蘇る! チャップリン笑劇場」を10月から放送しており、今回は初期の無声短編作品の吹替版の中から、主演のチャップリンの吹替を江原さんが担当した「チャップリンの女装」、森川さんが担当した「チャップリンの失恋」、堀内さんが担当した「チャップリンの質屋」が上映された。森川さんは「子供の頃に見ていた作品に声をあてることができてとても感動した」と喜んだ。江原さんも「学生の頃のスーパースター。この仕事にかかわることができてラッキー」とうなずき、「吹き替え版をどう思われるか不安ですが、皆さんが楽しめたら最高かな」と笑顔で語った。
無声映画での吹き替えの難しさについて、堀内さんは「通常は原音を聞きながらですが、(無声のため)台本見ながらアクション見ながらが難しかった。ほとんど画を凝視しながらやっていました」と振り返った。森川さんも「無声映画だからテンポやカット割りが早い。映像を細かく見ないといけなかった」とその難しさを語ったが、一方で、「(堀内)賢雄さんのは、台本ありました? 全部アドリブでやってるのかと思った」と他の人が吹き替えた映画の感想を語って、会場を沸かせた。
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