今週シネマ:12、13日公開の映画 「アオハライド」「ホビット」「ゴーン・ガール」…

「アオハライド」のイメージカット (C)2014映画「アオハライド」製作委員会 (C)咲坂伊緒/集英社
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「アオハライド」のイメージカット (C)2014映画「アオハライド」製作委員会 (C)咲坂伊緒/集英社

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。13日には俳優の東出昌大さんと本田翼さんがダブル主演した映画「アオハライド」(三木孝浩監督)、「ホビット」シリーズ3部作の完結編となる「ホビット 決戦のゆくえ」(ピーター・ジャクソン監督)が公開。12日には映画「アルゴ」(2012年)で監督、主演を務めたベン・アフレックさんと、「アウトロー」(12年)でヒロインを演じたロザムンド・パイクさんが共演した映画「ゴーン・ガール」(デビッド・フィンチャー監督)が公開された。

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 「アオハライド」は、咲坂伊緒さんが2011年から少女マンガ誌「別冊マーガレット」(集英社)で連載中の恋愛マンガが原作。中学1年生の頃、ヒロイン・双葉(本田さん)と洸(東出さん)が、お互いに淡い思いを抱きつつ、離ればなれになってしまう。高校2年の春に再会し、再び洸に引かれていく双葉だったが、空白の4年間に隠された洸の秘密が徐々に明らかになっていき……というストーリーが展開する。原作にも登場する“胸キュン”シーンも満載だ。

 「ホビット 決戦のゆくえ」は、J・R・R・トールキン原作「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの前章を描いた3部作の第3弾で、旅をしていたホビット族の主人公とドワーフたちがドワーフの王国を奪還、目覚めた竜の怪物や最大の敵サウロンと死闘を展開する。VFXを駆使して描かれる世界観と戦闘シーンが、圧倒的な映像美と迫力でスクリーンから迫ってくる。

 「ゴーン・ガール」は、妻の失踪事件をきっかけに、円満と思われていた夫婦の秘密が明らかになっていくサイコロジカルスリラーで、全米で600万部以上を売り上げたというベストセラー小説を、「セブン」(1995年)、「ソーシャル・ネットワーク」(10年)、「ドラゴン・タトゥーの女」(11年)などの作品で知られるデビッド・フィンチャー監督が映画化した。夫婦の本質、人間のむき出しの感情も描いている夫婦愛を描いた作品で、エイミー役パイクさんの迫真の演技に注目だ。

 ほか13日の公開作品「あと1センチの恋」(クリスチャン・ディッター監督)は、互いに思いを寄せながら、幼なじみゆえに本当の気持ちを言い出せないロージーとアレックスの歯がゆくも切ない12年間を描いていく物語。原作は、映画「P.S.アイラヴユー」(07年)の原作を手がけたセシリア・アハーンさんが04年に発表した2作目の小説「愛は虹の向こうに」。恋愛映画としてだけでなく、子育てに苦労しながらもホテル経営という夢を諦めないロージーの自立の物語としても見ることができる作品だ。

 そのほか、最新作と前作の仮面ライダーが共演する「MOVIE大戦」シリーズ6作目「仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル」(柴崎貴行監督)、小学生女児を中心に人気を集めているカードゲーム「アイカツ!」の劇場版アニメ「劇場版アイカツ!」(木村隆一監督)、脳性まひの男性が主人公の実話から生まれた物語「幸せのありか」(マチェイ・ピェブシツア監督)、加瀬亮さん主演の韓国映画「自由が丘で」(ホン・サンス監督)などが13日に公開される。

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