注目アニメ紹介:「冴えない彼女の育てかた」 地味な少女をゲームヒロインに

(C)2015丸戸史明・深崎暮人・KADOKAWA富士見書房/冴えない製作委員会
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(C)2015丸戸史明・深崎暮人・KADOKAWA富士見書房/冴えない製作委員会

 印象の薄い少女をメーンヒロインに据え、ゲームを作ろうと奮闘する男子高校生の姿を描いた丸戸史明さんのライトノベル(富士見ファンタジア文庫)をアニメ化した「冴えない彼女の育てかた」がフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で8日深夜から順次スタートする。

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 筋金入りの“オタク高校生”の安芸倫也(あき・ともや)は桜の舞い散る坂道である少女と運命的な出会いをする。その少女をメーンヒロインにした同人ゲームを作ろうと思い立った倫也だったが、本人はイラストもシナリオも書けない。そこで同学年の美術部エースである澤村・スペンサー・英梨々と学年一の優等生の先輩・霞ヶ丘詩羽(かすみがおか・うたは)をスタッフに迎えようと説得する。しかし、1カ月後に倫也は、運命的な出会いをした少女が名前さえも知らない普通のクラスメートの加藤恵だったことを知って衝撃を受ける。

 英梨々や詩羽を誘い、恵の協力も取り付けた倫也は「Blessing software」というサークルをつくり、ゲームの制作を始める。キャラの薄い恵をモデルにしたメーンヒロインの描写やスケジュール調整の困難、スタッフの仲間割れ、ほかのサークルの引き抜き、シナリオの問題点など数々の試練が立ちはだかる。そして“オタク”と“非オタク”、作家とファン、幼なじみ同士など、さまざまな人間関係を背景にした青春ドラマが繰り広げられる。

 「ソードアート・オンライン」などの松岡禎丞さんが安芸倫也、「アイカツ!」などの安野希世乃さんが加藤恵の声を担当。「七つの大罪」「四月は君の嘘」などの「A−1 Pictures」がアニメを制作する。

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