今週シネマ:17日公開の映画「神様はバリにいる」「アゲイン 28年目の甲子園」「ジャッジ」…

「神様はバリにいる」のワンシーン  (C)2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
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「神様はバリにいる」のワンシーン  (C)2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。17日には、俳優の堤真一さんが主演を務める「神様はバリにいる」(李闘士男監督)、重松清さんの小説「アゲイン」を映画化した「アゲイン 28年目の甲子園」(大森寿美男監督)、殺人容疑をかけられた判事の父とその弁護に立った息子の姿を描いた米映画「ジャッジ 裁かれる判事」(デイビッド・ドブキン監督)、放送中のスーパー戦隊シリーズ「烈車戦隊トッキュウジャー」と前作「獣電戦隊キョウリュウジャー」が共演する「烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE」(渡辺勝也監督)などが公開される。

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 「神様はバリにいる」は、書籍「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ)が原案。バリ島を舞台に堤さん演じる“自称爽やか”な大富豪のアニキが、独自の人生哲学で出会った人々の人生を変えていく様子が描かれており、アニキの度を越すぐらい型破りなキャラクターが見どころだ。アニキを尊敬する謎めいた眼科医リュウ役で玉木宏さん、アニキの下で修業する元起業家の祥子役で尾野真千子さんが演じている。ミュージシャンのナオト・インティライミさんが初めて本格的な演技に挑戦していることも話題だ。

 「アゲイン 28年目の甲子園」は、ある出来事がきっかけで疎遠になっていた中年世代の元球児が、高校野球のOBたちの夢の舞台「マスターズ甲子園」への出場を懸けて奮闘する物語。俳優の中井貴一さんが元高校球児で主人公の坂町晴彦役を演じるほか、和久井映見さん、柳葉敏郎さんが出演。元プロ野球投手の工藤公康さんを父に持つ俳優の工藤阿須加さんが主人公の高校時代を演じている。主題歌はシンガー・ソングライターの浜田省吾さんが10年ぶりに書き下ろした新曲が採用されている。

 「ジャッジ 裁かれる判事」は「アイアンマン」などでおなじみのロバート・ダウニーJr.さんと、「ゴッドファーザー」や「地獄の黙示録」などで知られるロバート・デュバルさんが親子を演じた法廷サスペンス。米シカゴで活躍する弁護士ハンク・パーマー(ダウニーJr.さん)が、自分の父であり、故郷の田舎町で42年間、判事を続けている父ジョセフ(デュバルさん)の弁護をすることになる。ジョセフにかけられたのは殺人容疑で、父が殺人など犯すはずがないと父の無罪を信じて疑わないハンクだったが、いざ裁判になると父に不利な証拠ばかりが出てきて……という内容。2人のロバートさんの“演技対決”が見どころだ。

 「烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE」は、未知のエネルギー体にのみ込まれ、地球に落ちてきた宇宙ステーションから現れた謎の怪人に、トッキュウジャーとキョウリュウジャーが立ち向かう姿を描いた作品。ライト/トッキュウ1号役を志尊淳さん、桐生ダイゴ/キョウリュウレッド役を竜星涼さんが演じている。また、お笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆきさんが紅蓮神官サラマズ役の声優として出演している。

 ほかにも、士郎正宗さんの人気SFマンガ「アップルシード」の前日談を描いた劇場版3DCGアニメ「アップルシード アルファ」(荒牧伸志監督)、アイルランドの近代史に実在した無名の活動家の生きざまを描いたケン・ローチ監督の新作「ジミー、野を駆ける伝説」、ミュージシャン・大森靖子さんのミュージックビデオを基に映画化し、女優の橋本愛さんと「ミスiD2014」グランプリに輝いた蒼波純さんがダブル主演を務めた「ワンダフルワールドエンド」(松居大悟監督)などが公開される。

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