杉山愛:錦織選手の才能は「神様に与えられたギフト」

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 元プロテニス選手の杉山愛さんが15日、東京都内で行われた映画「アメリカン・スナイパー」(クリント・イーストウッド監督)の女性限定試写会イベントに登場し、トークショーを行った。杉山さんは、同日男子テニスのメンフィス・オープンの準決勝で勝利し、同一大会3連覇に王手をかけた錦織圭選手について聞かれると、「あのコントロール力やボールへの反応、私は持っていなかった才能です。彼が神様に与えられたギフト、才能なのかな……」と語った。

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 映画は、2003年に始まったイラク戦争で4回にわたって戦地に赴き、その常人離れした狙撃の精度から「伝説の狙撃手」と呼ばれた男の半生を映像化した作品。戦争の狂気にとりつかれながら、国で待つ家族をこよなく愛した男の光と影をイーストウッド監督が生々しく掘り下げ、描いている。

 錦織選手について、杉山さんは「天才と言われるところ、みんなに期待をされるところで映画の主人公と共通ですね。天才にかけられた使命、ダブりますね」といい、「決勝の相手は、ケビン・アンダーソンという2メートル超えの選手。身長差が20センチ以上ある選手に立ち向かっていくのはかっこいい。明日の決勝も楽しみです!」と期待した。

 トークショーでは、杉山さんが女性として主人公の妻の目線、海外でプロテニスの世界で戦った“戦士”としての目線で映画の魅力を熱弁。「戦争を描いているんですが、友情や家族の愛情にあふれている。女性として奥さんの気持ちにのめり込んで見ると、苦しいところも多いと思うんですけれど、家族のサポートをすることの大変さも感じられる素晴らしい映画です」と女性客たちにアピールしていた。「アメリカン・スナイパー」は21日から公開予定。

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